映画【ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション】感想(ネタバレ):緊迫のアクションと謎の女性スパイが光る!IMF復活を描いた王道スパイ大作

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●こんなお話

 謎のシンジゲートを追いかけるイーサンたちの話。

●感想

 主人公はいつも通り仲間たちとミッションを終え、ロンドンのアジトで次の任務の説明を聞こうとしたところ、シンジゲートという謎の組織に騙されて捕まってしまう。捕らえられた先では拷問を受けそうになるが、女性に助けられて何とか逃走する。左遷された仲間を誘い、主人公と2人でオーストリア首相とテロリストが遭遇するという情報を元にオペラ会場へ潜入する。

 オペラ会場では主人公、女性、殺し屋が入り乱れ激しい格闘が繰り広げられ、女性にまた救われることに。女性は英国のスパイで、シンジゲートに潜入中だった。主人公を助けたのは、実はシンジゲートから主人公を殺すよう命令が出ていたためだったことが判明する。

 その後、主人公と女性はモロッコの発電所に侵入しデータを奪うが、女性にデータを盗まれて追いかけるも失敗。女性はイギリス諜報機関にデータを渡し、潜入任務を続けるよう指示されてガッカリする。

 主人公たちはデータをシンジゲートに渡すが、データは消されていたことがわかる。データのコピーを持っているのはイギリスの首相だけだったため、主人公たちは首相に麻酔銃を撃ち、暗号を聞き出す。

 しかし仲間が拉致され爆弾をセットされる。主人公は銀行の暗号を暗記していたため交渉し、爆弾を解除。敵に追われるが敵を捕まえることに成功し、解体されていたIMFが復活して物語はおしまい。

 冒頭から派手なアクションシーンで一気に掴みを作り、有名なテーマ曲が鳴り響く。物語は主人公たちの組織、IMFが解散の危機にあり、謎のシンジゲートが挑戦状を叩きつけてくる。いつものチームメンバーが集い、味方が自分たちだけという孤独な状況で奮闘する安心感があり、マンネリながらも楽しめました。

 話の展開に目新しさはあまりなかったですが、開始5分のアクションシーンから徐々に失速してしまった印象。アクションにメリハリがなく、カーチェイスも過去の名作の焼き直しのようで新鮮味は感じられなかったです。主人公が追われながら少人数でオペラ会場へ向かう展開も「007」など既視感が強く感じたり。

 とはいえ、敵か味方かわからないミステリアスな女性ヒロインは魅力的で面白くて。舞台がカサブランカでヒロインの名前がイルサというのもオールド映画好きには嬉しい演出。トム・クルーズがジャッキー・チェンに憧れているのが伝わるシーンも多く、アクションとユーモアのバランスが取れた王道のアクション大作だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/08/17 チネチッタ川崎 2016/01/05 Blu-ray 2017/06/22 Amazonプライム・ビデオ 2025/05/22 WOWOW

監督クリストファー・マッカリー 
脚本クリストファー・マッカリー
出演トム・クルーズ 
ジェレミー・レナー 
サイモン・ペッグ 
レベッカ・ファーガソン 
ウィング・レイムス 
ショーン・ハリス 
アレック・ボールドウィン 

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