映画【クロスファイア】感想(ネタバレ)

Kurosufaia
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●こんなお話

 子どものときから念じるだけで発火させる能力パイロキネシスの持ち主の女性が、大切な妹分を殺されたので復讐しようとする話。

●感想

 パイロキネシスの描写は面白くて、バンバン人間が発火していく様子はすごいことになってました。それにクライマックスは爆破爆破で盛り上がります。

 主人公が事件の犯人を追うという流れと事件を追いかける刑事たちと主人公が少女時代に起こしたパイロキネシスで弟を殺されていまだに憎んでいる刑事の流れとカタキ役のガーディアンと呼ばれる組織の流れ。
 ちょっと詰め込みすぎで、特にカタキ役の背景が物凄く弱いです。どの程度の規模の組織で何を目的に動いているのか、敵にまわすとどれだけ怖いのかとかを見せてくれないとただの安っぽいカルト教団みたいにしか見えなかったです。
 それと伊藤英明さん演じる妹を殺された男の復讐という気持ちも途中で消えてしまうし。

 主人公の能力を持ってしまったことによる葛藤。同じ能力者たちの葛藤も描かないといけないし。謎の事件を追いかける刑事たちがどうやって摩訶不思議な事件を信じていくのかとかの描かれ方も中途半端な気がしました。
 そのためクライマックスで警官隊と戦ってもそんなに盛り上がらないと思いました。特に同じ能力者の持ち主がいろいろ気持ちが二転三転するのとかついていけなかったです。

 とはいえ、エンタメ映画として110分楽しめる映画だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日:2013/10/14 DVD

監督金子修介 
視覚効果小川利弘 
脚色山田耕大 
横谷昌宏 
金子修介 
原作宮部みゆき
出演矢田亜希子 
伊藤英明 
桃井かおり 
原田龍二 
長澤まさみ 
吉沢悠 
徳山秀典 
永島敏行 
石橋蓮司 
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