映画【ゴジラvsコング】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ゴジラとコングが戦う話。

●感想

 

 コングが人間の組織に飼われている状態でコングと会話ができる少女がいて交流しているけれど、コングのストレス凄くて檻を破壊したりしている。

 ゴジラが大企業を破壊しに暴れて平和が破壊されたと人類が騒いでる中、会社に潜入して何か会社がやっているというポットキャストをやっている男がいて、その陰謀論者が企業が作っていて輸送しようとしている何かをゴジラが狙っていると確信してそれを放送している。少女がその放送を聞いて同級生と一緒に陰謀論者を訪ねてゴジラが襲った企業の跡地に潜入して…。

 そして地球空洞説を唱える主人公がいて大企業の社長が地球空洞の中を調査してほしいという依頼をして、主人公はそのためには地球のコアは巨大生物の故郷だからコングに案内しようとさせる。船でコングを輸送してる途中にゴジラが襲ってきてゴジラVSコングのファーストコンタクトがあったり。

 コングを何とか地球空洞の入り口に連れて行って主人公たちも専用の船で一緒についていく。すると巨大生物がいっぱいいてコングも嬉しそう。ゴジラも香港の企業の会社に向かったと思ったら、地面に放射熱線を放ったらコングがいる地球空洞と繋がってコングが穴に飛び込んで香港へ。

 香港でゴジラVSコングの第2戦。すると香港に隠されていたメカゴジラが暴走してゴジラと戦い、心臓が止まりかけていたコングの心臓を電気ショックで動かして、メカゴジラが敵だとみんなで勝手に判断してメカゴジラVSゴジラ&コング。メカゴジラを退治してみんなよかったねという。

 モンスターバース作品の中では怪獣バトルは1番見やすくて単純に怪獣がぶん殴りあいだけで盛り上がれました。ファーストコンタクトの船の上での戦いやクライマックスの香港のすべてのビルがネオンで彩られている独特の風景の中でのバトルは面白かったです。

 とはいえ、いくら何でも2014年版のゴジラにあったスピルバーグっぽさや本当にゴジラが現れたら…的な面白さは消え去り、前作からさらに子どもっぽさが増すストーリー展開はこれでいいのかとガッカリの映画でした。それにゴジラVSコングに至るまでが結構長くて、地球のコアにエネルギーがあるらしい。企業が何か開発していて、そこに陰謀論があるらしい。コングの今の生活とそれを見守る博士とその娘。などがダラダラとした展開に感じました。

 陰謀論者と前作の主役の子どものくだりはぶっ飛びすぎていてついていけなかったです。アメリカからトンネル使って香港までトラベルとかどういう気持ちで見ればいいのか。あれよあれよという間に秘密の開発のところまでたどり着けちゃって、この会社の警備の緩さはどうにかならなかったのかと気になってしまいました。そしてロックがかかった機械にお酒をかけたら、秘密兵器が…という展開もズッコケて真面目に見る気が失せる解決法でした。

 もう1つのストーリーのコング側も地球のコアが空洞になっていて、そこに入っていくという展開も空想特撮的な展開で楽しいですが、この世界の人類の科学技術とかどういうものなのかがわからず。これまた何でもありの展開でこちらもどうでもいい展開でした。コングのホームのエネルギーを回収して、そのエネルギーを使うためにアップロードだかダウンロードすればいいというのとかも、そうなの? とか、そもそも重力が反転する世界を突っ切れる乗り物って何? など飲み込みにくい設定が終始繰り広げられてました。そもそもタイタンたちの故郷が地球の内部という設定だけで1本の映画にできそうですが、映画の中の人たちは特に疑問もなく行動していました。カタキ役として出てくる大企業の社長さんと小栗旬さんも誰ですか? 状態で出てきてそのまま退場していって、明らかに描き込み不足だと感じました。小栗旬さんなんて前作までの渡辺謙さんの息子役とこの映画の中でもよくわからなかったです。それにもう少し操縦方法、他になかったのかという雑なリンクの方法でした。

 香港の大地から地球のコアまで熱線で穴をあけちゃうのとか「Dr.スランプアラレちゃん」や「ドラゴンボール」みたいな世界になっていたり、日本のトップ俳優の白目向くお芝居を眺める作品でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/07/06 TOHOシネマズ日比谷 2022/10/22 NETFLIX

監督アダム・ウィンガード 
脚本エリック・ピアソン 
マックス・ボレンスタイン 
原案テリー・ロッシオ 
マイケル・ドハティ 
ザック・シールズ 
出演アレクサンダー・スカルスガルド 
ミリー・ボビー・ブラウン 
レベッカ・ホール 
ブライアン・タイリー・ヘンリー 
小栗旬 
エイザ・ゴンザレス 
ジュリアン・デニソン 
カイル・チャンドラー 
デミアン・ビチル 
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