映画【かいじゅうたちのいるところ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 友達のいない少年がお母さんと喧嘩して家を飛び出して妄想の世界でかいじゅうたちと交流する話。

●感想

 着ぐるみ感いっぱいでのしのし歩いてかわいいんだけど、顔はリアルで怖いというかいじゅうのビジュアルが素晴らしくてファンタジーだけど実在感もしっかりとあってよかったです。そして監督の元カノさんのカレン・Oさんのサントラが世界観を抜群に高めていたと思いました。

 主人公が怪獣たちと出会って「自分が王様」とうそをついてから、かいじゅうたちと遊ぶことがメインに描かれますが。かいじゅうたちの価値観とか基準みたいなのがどこにあるのかわからないので、「砦を作ろう」「泥だんごを投げよう」といった遊びを全力でやっている様子を結構長いこと見せていきます。本気でぶつかりあう怪獣たちがドッカンドッカンと吹き飛ぶ姿が笑えます。

 そしてこれまたイマイチよくわからない理由でさっきまで楽しそうにしていたのに「お前、俺の顔踏んだな」というのがきっかけでいきなりテンション下がってシリアスな展開になっていったり。

 結局、この子たちは何をしているんだろう? と冷静になると小さい子どもの妄想の世界を描いている作品なので何の話なのかわからなくなりそうですが、誰もがこのくらいのときは妄想が激しいと思うので、想像力豊かに育ってほしいなと応援しながら見てました。

 とはいえ、いよいよお別れという旅立ちのときに涙ながらに彷徨するかいじゅうたちに涙がこぼれそうになる名エンディングでよかった映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2010/06/02 DVD  2016/04/14 Blu-ray

監督スパイク・ジョーンズ 
脚本スパイク・ジョーンズ 
デイブ・エッガース 
原作モーリス・センダック
出演マックス・レコーズ 
キャサリン・キーナー 
マーク・ラファロ 
ローレン・アンブローズ 
クリス・クーパー 

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