●こんなお話
大統領の経歴詐称をスクープしようとしていた記者たちが返り討ちに遭う話。
●感想
大統領の過去の経歴が怪しいぞとなって、それを調べるためにチームが組まれて情報源に当たっていく序盤からテンポよく展開していって楽しく見ることができました。そして番組まで時間がない中、やっとこさ放送して大反響になってやったな感いっぱいだったけど。ブロガーたちにあの文書はワードで書かれたんじゃないか? と騒がれて、それを反証しようとする。アメリカもネットで炎上騒動になるとそれの対応をしないといけないんだと勉強になりました。したらさらに最初の情報源自体が怪しぞとなって対応に追われていく。
みんなでスクラムを組んで追求するけど、それをやるうちに事の本質がうやむやにされると主人公は訴えるけど、怪しいことを追及したのに結局それがもとで大統領が再選しちゃったんじゃないかと思えるようなことをしでかしていて、主人公、ちゃんと調べようよと思ってしまうものでもありました。いくら時間がなかったとはいえ、とんでもないことしでかした人たちの話でした。仕事ミスっちゃったときの感じを体感させてくれる映画でした。そしてロバート・レッドフォードさんだけ最後にかっこよく決めていて、ズルい映画でもありました。
ただ基本、ずっと主人公たちにバットニュースが続いてひたすらボコボコにやられていって、それの対応する映画なのでエンタメ映画のカタルシスが得られなくて疲れる映画でした。
そして、スクープしようとしていた人たちが主人公のため、仕方ないことですが、この映画を見ると明らかに大統領や権力側がグレーな部分をもみ消しているんだと印象づけられてしまう映画でした。
とはいえ、渋い役者さんたちが出ていて120分退屈せずに見ることができました。
☆☆☆
鑑賞日: 2016/08/30 TOHOシネマズシャンテ
監督 | ジェームズ・ヴァンダービルト |
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脚本 | ジェームズ・ヴァンダービルト |
出演 | ケイト・ブランシェット |
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ロバート・レッドフォード | |
エリザベス・モス | |
トファー・グレイス | |
デニス・クエイド |
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