映画【大東亜戦争と国際裁判】感想(ネタバレ)

The Pacific War and the International Military Tribunal
スポンサーリンク

●こんなお話

 大東亜戦争の始まりと東京裁判を100分間でまとめた話。

●感想

 1941年の対米交渉の行き詰まりから開戦して、マレー半島での山下大将の「イエスかノーか」のシーンやマッカーサーの「アイシャルリターン」とか有名なエピソードを交えつつ勝ってるときに和平をしようとするけれど戦勝ムードの中でそれもできず、あっという間にミッドウェー海戦でやられてどんどん敗色濃厚になってポツダム宣言受諾して、中盤からは東京裁判のダイジェストになっていきます。東京裁判も被告人、弁護側、検察側などのポイントポイントをわかりやすく見せてくれました。

 ただ本当にダイジェストなのであっという間に展開していって、A級戦犯になった閣僚たちの気持ちとか思いみたいなものはあまり感じられず、弁護士の代表の人が平和に対するまとめみたいな発言を最後にするくらいで、時間がないとはいえ被告人たちの気持ちや思い、弁護側の戦勝国が裁く欺瞞をつこうとする戦術や困難、検察側の戦略なんかももっと見たかったです。

 何となく歴史の流れを知っているので楽しめましたが、少しも興味がないとか何も知らないと置いてけぼりをくらってしまうかもな構成の映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2020/09/07 DVD

監督小森白 
脚本館岡謙之助 
製作総指揮大蔵貢 
出演高田稔 
竜崎一郎 
嵐寛寿郎 
林寛 
若宮隆二 
九重京司 
松下猛夫 
細川俊夫 
近衛敏明 
高松政雄 
坂東好太郎 
小林重四郎 
舟橋元 
奥野竹松 
武田正憲 
岡譲二 
堀内貞男 
山田長正 
清水将夫 
佐々木孝丸 
タイトルとURLをコピーしました