●こんなお話
レザーフェイス誕生の秘密みたいな話。
●感想
人気キャラクターのレザーフェイスがどうやって誕生したのかを見せてくれますが、それを病院から逃げ出したメインキャラクターの誰なのか? というサスペンスで引っ張る構成は面白かったです。それにプラスして何をするかわからない狂暴な人間に人質にされて、次から次に移動する先で殺人を犯したりする逃亡劇としての作劇の面もありました。そこに復讐に燃える保安官なんかも追いかけてきてという流れもありつつ。
ですが、人気スプラッタ映画としてはバイオレンスシーンは少なめでビジュアル的に楽しめないのも痛いですし、そもそも話自体があまり面白さを感じられず、誰がレザーフェイスになろうが知ったこっちゃないし、なったところで「そんな理由なのか?」と心変わりが急すぎて意味不明に近いキャラクターの変化っぷりでした。
似たようなスプラッタ映画が数多く作られていますが、それにどこにも勝てていなくて、せっかくのスティーブン・ドーフVSレザーフェイスという熱い戦いが見られるのかと思いきや、「このファミリーは団体行動をする」と何か対策を考えているのかと思いきや、普通に多勢にやられて捕まるという頭の悪い保安官にしか見えないのが残念な映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2018/07/13 キネカ大森
リンク
監督 | ジュリアン・モーリー |
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アレクサンドル・バスティロ | |
脚本 | セス・M・シャーウッド |
製作総指揮 | トビー・フーパー |
出演 | フィン・ジョーンズ |
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スティーヴン・ドーフ | |
リリ・テイラー | |
ヴァネッサ・グラッセ | |
サム・ストライク |
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