●こんなお話
警官殺しの犯人を追いかけるジェイソン・ステイサムの話。
●感想
いきなり主人公が若者をボコボコにする暴れん坊な刑事として登場します。そんなめちゃくちゃなため上司から煙たがられるけど、仲間の信頼は厚い。
けど、そんな刑事像ってのは過去何度も作られてきてどっかに特徴づけないと今更こんな刑事を見せられても何の新鮮味を感じることができませんでした。
映画が始まってすぐ警官殺しの犯人はわかって、この犯人が何故警官を狙うのか? と興味を持って見てましたが、その動機を知ったときは愕然としました。そんな理由で殺すのか。どうやら自分を捕まえた警官を殺しているらしいのですが、何故殺そうと思ったのか? という背景が描かれないため犯人の殺害の動機を知ることができないのがつまらない理由だと思いました。せっかく、防犯カメラの位置とかを把握して顔が映らないとかっていう犯人だったのにまるで魅力がない。
そんな殺人犯を追いかけるストーリーとサイドストーリーとして女性警官の麻薬のシークエンスが出てきますが、これまたまるごとなくしても映画になんの影響もないと思いました。95分ほどの内容を水増ししているだけにしか見えなかったです。
クライマックスもむちゃくちゃであんだけ顔がバレてる犯人が見つからないわけないと思ってしまいました。銃撃戦もカーチェイスもなくオーソドックスに犯人を追い詰めていく刑事ドラマにすればもっと面白いと思いました。
☆☆
鑑賞日:2012/04/26 Blu-ray
監督 | エリオット・レスター |
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脚本 | ネイサン・パーカー |
原作 | ケン・ブルーウン |
出演 | ジェイソン・ステイサム |
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パディ・コンシダイン | |
アイダン・ギレン | |
ザウエ・アシュトン | |
デビッド・モリッシー | |
ルーク・エヴァンス | |
ネッド・デネヒー |