映画【ミッシング・ガン】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 中国の田舎の警官が拳銃を失くして、焦って探し回る話。

●感想

 拳銃を失くすという黒澤明監督の【野良犬】やジョニー・トー監督の【PTU】のまんまの設定ですが、舞台が中国の田舎でレンガ造りみたいな家がたくさん建っていて、その家々の間を歩き回ったり深い緑の山々が周囲をぐるりと囲んでいる風景が映画として見栄えがいいものでした。

 序盤は妹の結婚式で酩酊した自分がいて、その時に拳銃を失くしたらしいぞとなり、出席者に1人1人ずつあたっていく展開は捜査ものとして面白く見れました。上司にもバレて停職処分になって、更に自分の拳銃で被害者が出て…という展開まではよかったですが。後半は結構グダグダで結局のところ主人公がダメダメのおかげで真犯人が拳銃を手に入れただけであって、しかも狙われている男がいて、彼の格好をしてあえて狙われる。というのも急な展開だし、しかも真犯人が出てきても「どちら様でしたっけ?」となる犯人でした。張込みとか尾行とかの捜査はしないのかな? そもそも拳銃が盗まれたら盗まれた人が逮捕されちゃうんだ。オートマチック拳銃になぜ3発しか弾丸を入れていなかったのだろう? と疑問だらけでストーリーに入り込めなかった映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/12/14 NETFLIX

監督ルー・チューアン 
脚本ルー・チューアン
出演チアン・ウェン 
ニン・チン 
ウー・ユーチアン 
リウ・シャオニン 
ワン・シャオフォン 
シー・リアン 

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