映画【ワイルド・ストーム】感想(ネタバレ):ハリケーン接近中の銀行強盗!独特な設定が光るシンプルなアクション映画

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●こんなお話

 ハリケーンが襲来している町で銀行強盗が起こっちゃう話

●感想

 超大型ハリケーンが接近する中での銀行強盗という独特なシチュエーションを軸に展開するアクション映画。シンプルにその一点の面白さで勝負してました。

 最新のCGを駆使した激しいディザスターシーンや銃撃戦もありますが、新鮮さや迫力という点ではやや物足りなさが残りました。

 出演する役者たちの魅力もあまり際立っておらず、主人公側もテロリスト側も華がないため、彼らの争いに対して緊張感があまり湧かなかったです。特に、金庫のコードを知っているはずの主人公に対し、テロリスト側がむやみに実弾を撃ち込んで殺そうとする描写には疑問が残って、テロリストたちの意図が見えにくかったです。

 主人公が気象学者としての知識や経験を活かしてテロリストと戦う展開もあまりなく、両陣営ともに計画性が乏しく、行き当たりばったりで進行する印象を受けました。そのためアクション映画としての引き込み力は弱く、だんだんとどうでもよくなってしまう場面も。

 カーチェイスシーンも迫力に欠け、ハリケーンが迫っている緊迫感を感じにくかったため、見ている間はただぼんやりと眺めるだけの時間も多かったです。

 とはいえ、複雑に考えずに目の前の状況を楽しみたいときに気軽に観られる作品として楽しめて。2019年の作品としてはやや微妙な印象を受けるが、軽い気持ちで楽しめるアクション映画としておすすめできる1作だと思いました。

☆☆

鑑賞日:2019/07/06 Blu-ray

監督ロブ・コーエン 
脚本スコット・ウィンドハウザー 
ジェフ・ディクソン 
出演トビー・ケベル 
マギー・グレイス 
ライアン・クワンテン 
ラルフ・アイネソン 
メリッサ・ボローナ 
ベン・クロス 

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