映画【祈りの幕が下りる時】感想(ネタバレ)

inori
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●こんなお話

 夜逃げした親子の壮絶な人生の話。 

●感想

 不審死2件の発生でどうやら繋がっているらしいというところから始まり、主人公の刑事の母親とかとも関係のある人らしいってなって事件を捜査していって、最終的に親子の愛みたいなもの見せてくる【砂の器】的な展開で、そりゃ小日向文世さんのお父さんの別れのお芝居を見せられれば飛び道具的なもので感動させてくれる映画でした。 

 ただ前半はひたすら会議会議でそこで人間関係の説明をひたすらするだけで、名前が行ったり来たりするので、主人公が一旦立ち止まって人間関係を解説してくれて何とかわかりますが。名前が入り乱れて混乱してしまいました。それに中盤からは夜逃げした親子の逃避行の話になって、感動的ですが。よくよく考えるとお父さんは邪魔になる存在を消すという連続殺人犯でめちゃ怖かったです。いくら娘の為だと言っていてもやっていることが無茶苦茶で引いてしまいました。それに被害者の一人である女性は偶然にヒロインの母親を病院で見つけ偶然に舞台でヒロインの父親を発見してゆすってくるという強運なのか不運なのかわからない持ち主でした。 

 物語の半分以上が夜逃げした親子の話になるのなら、別に刑事ものにしなくてもいいんではないかと元も子もないことを考えてしまう映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2019/03/11 Amazonプライム

監督福澤克雄 
脚本李正美 
原作東野圭吾
出演阿部寛 
松嶋菜々子 
溝端淳平 
田中麗奈 
キムラ緑子 
烏丸せつこ 
春風亭昇太 
音尾琢真 
及川光博 
伊藤蘭 
小日向文世 
山崎努 

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