映画【映画 ST 赤と白の捜査ファイル】感想(ネタバレ)

ST: Aka to Shiro no Sôsa File the Movie
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●こんなお話

 ハッキングで起こる事件が起こって、STが捜査するけど。主人公たちに容疑がかかって、逃走しつつ真犯人を追いかける話。

●感想

 ドラマシリーズで完成されている人間関係が好きな人には楽しく見ることができる内容だと思いました。早口でまくしたてる藤原竜也さんにオドオドした岡田将生さんをはじめとするSTのメンバーのやりとりは面白いと思いました。

 ただ、映画とドラマの違いって何だろう? と考えてしまうくらい画面の作りがドラマを見てるのかな? てくらい明るくてスケール感が一切感じられないのが見てるのが辛かったです。アクションシーンなんかも迫力があまりにも欠けていて、格闘シーンなんかは見ていられなかったです。
 話もウィルスをまくソフトを開発したハッカーとの戦いですが、STの特殊能力を活かした捜査にはとてもカタルシスを得られず。むしろどうしてそうなるのだろう? と入り込めない展開でした。
 主人公たちに濡れ衣が着せられて、ピンチになりますが。これまた緊張感がないのでハラハラドキドキのサスペンスとしての面白さもあるいはバディものとしてのコメディとしてもあるいは特殊能力を持った人間たちのチームプレーみたいなものとしても中途半端に個人的には思いました。犯人に魅力がないのもこの手のジャンルでは痛いです。いっぱい拳銃を撃ってきますが、まるで怖さが感じれないという。

 STのメンバーがキャップを思う気持ち、キャップがSTを思う気持ちが根底にあって、それが事件の捜査でわかっていく展開ですが。そこらへんも全く伝わってこないので特にエモーションが動かされることはなかったです。

☆☆

鑑賞日: 2014/12/26 DVD

監督佐藤東弥 
脚本渡辺雄介 
原作今野敏
出演藤原竜也 
岡田将生 
志田未来 
芦名星 
窪田正孝 
三宅弘城 
柴本幸 
水上剣星 
ユースケ・サンタマリア 
安達祐実 
鈴木梨央 
田中哲司 
林遣都 
瀬戸朝香 
渡部篤郎 

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