映画【荒野のドラゴン】感想(ネタバレ)

shanghai-joe
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●こんなお話

 空手使いの中国人が差別主義者のアメリカ人たちをやっつけていく話。

●感想

 アメリカに夢見てやってきた中国人がいろんな差別を目の当たりにして、更には奴隷売買の現場に怒りの鉄拳をお見舞いして、奴隷業者たちから4人の刺客を送り込まれて戦いになるという漫画みたいな展開が面白かったです。

 1人また1人と襲い掛かってくる殺し屋に中国人役だけど純粋な日本人が主演をやっていて、彼の体技がこれまたスゴくて蹴り技とかのフォームがかっこよかったです。牛を蹴り倒したり、馬に飛び乗ったりピョンピョン飛び跳ねていました。銃を捨てたと嘘を言って隠し持っていた銃を抜こうとした殺し屋には目玉をくりぬく必殺技もお見舞いしていました。落とし穴の下に木の杭が突き出ていたトラップを相手にやり返してやる残酷っぷりもよかったです。ヒロインと出会って速攻でキスしそうになるのとかもしっかりとちゃんとした性欲があるのも笑えました。

 ただラスト10分くらいでクライマックスになるのかと思いきや、主人公の刺青から回想に入って修業時代のモンタージュ映像になるのとか流れが全く唐突でもう少し挿入する場所を前半にしてほしかったです。そしてクライマックスでいきなり真っ赤な衣装の同じく日本人俳優が登場してのバトルもマカロニウエスタンに日本人対決が見られるんなんてという喜びに満ちた画面でした。銃弾を素手でキャッチする主人公がもはや敵なしでした。

 ただ映画を見ていくと殺し屋が登場して返り討ちにして、殺し屋が登場して返り討ちにしての繰り返しで大元の奴隷業者たちとかはどっかいっちゃって、主人公が一体何がしたかったんだっけ? と考え込んでしまう映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2019/10/25 DVD

監督マリオ・カイアーノ 
脚本カルロ・A・アルフィエリ 
マリオ・カイアーノ 
T・F・カーテク 
出演チェン・リー 
ロバート・ハンダー 
ミクリヤ・カツトシ 


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