映画【戦国自衛隊】感想(ネタバレ)

sengokujieitai
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●こんなお話

 自衛隊が戦国時代にタイムスリップして大暴れする話。

●感想

 訓練を行うために集合していた主人公たち自衛隊員たちが光に包まれると甲冑を着た人たちに襲われて、戦国時代にタイムスリップしてしまってさあ大変という。

 自衛隊がタイムスリップしてしまい、また昭和の時代に戻るには天下を取れば戻れるという理論で、何故その考えに至ったのかよくわからないですが、とにかくそうなんだということらしく、歴史に介入してはいけない。と最初行ってたのに、弓矢で攻撃されて怒りに震えてバンバン殺していく主人公の千葉真一さん。主人公がそんなもんだから、クーデターを企てていた渡瀬恒彦さん演じる隊員も一緒にバンバン殺していきます。

 夏八木勲さん演じる長尾景虎と出会い、意気投合して一緒に海岸でふんどし姿でじゃれたり服を交換して馬で走ったりという親交を深めるというモンタージュが強烈な印象を残します。
 他の隊員たちもその土地の女性とできたり、子どもたちと仲良くなったり。隊を抜け出して昭和で待ってる女性に会いに行こうとしたり。この映画の女性たちは何故か誰もしゃべらないのも不思議でした。

 そして景虎と共に京へ上ろうとして武田信玄と戦うことになりますが、ここでも何故か主人公は「俺たちだけで信玄はとる」とたった数人で合戦に挑みます。
 補給や兵站の問題とかを果たして考えてるのか? 全く考えずただただ突っ込んでやられていくような破滅的な生き方なのかなんなのかはわかりませんが。
 クライマックスの合戦シーンは長い戦いですが、これが迫力あって面白くて盛り上がりました。大量の馬や人間が画面いっぱいに映って大爆発が起こるという映像は当時の日本映画の勢いを感じるアクションでした。その他にもヘリコプターにぶら下がって銃を撃ちまくる千葉真一さんやヘリコプターから飛び降りる真田広之さん、お城に近づくヘリコプターなどの大迫力で圧倒されました。後は、景虎が腕時計を二の腕に巻いて時間を確認したりするのも面白かったです。

 家族団らんで見てると夜這いのシーンがあったりして気まずい思い出の映画ですが、角川映画らしい勢いのある映画で生きる時代を間違えた男たちの生き様が面白かったです。  

☆☆☆

鑑賞日: 2013/05/16 DVD 2022/02/25 BS12 トゥエルビ

監督斎藤光正 
アクション監督千葉真一 
脚本鎌田敏夫 
原作半村良 
製作角川春樹 
出演千葉真一 
中康次 
江藤潤 
速水亮 
にしきのあきら 
三浦洋一 
かまやつひろし 
渡瀬恒彦 
角野卓造 
鈴木ヒロミツ 
竜雷太 
小野みゆき 
岡田奈々 
夏木勲 
成田三樹夫 
小池朝雄 
薬師丸ひろ子 
草刈正雄 
佐藤蛾次郎 
鈴木瑞穂 
岸田森 
宇崎竜童 
勝野洋 
真田広之 

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