映画【クリード チャンプを継ぐ男】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ロッキーのライバルのアポロ・クリードの隠し子がロッキーに弟子入りしてチャンピオンと戦う話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 ボクシングシーンはやはり現代的になっていて迫力あるシーンになっていてすごかったです。そしてロッキーシリーズとは違って、音楽や街の雰囲気が完全にブラックムービーのようになっているのが特徴でした。

 ただこの映画、主人公の思い通りに行く映画で個人的にたいして応援できなかったです。
喧嘩に明け暮れた少年時代で問題児だったのに、月日が経っての現代に画面転換すると、良い車に乗って大きな門をくぐっていくのに笑っちゃいました。めっちゃ良い生活してるじゃん。アポロの奥さん、良い教育したんだとお母さんに感心しちゃいました。ところが主人公はそんな生活を投げ出してボクシングの道へと進み。ロッキーに指導をお願いしますが、ロッキーは断る。けど主人公のことを教えることになって、結局主人公の思い通り。しかもこのとき、ロッキーがトレーニングメニューを紙に書いてくれたのに、それの写真を撮って紙はもらわないという。その時点で「お前、破門だ」となっちゃいそうです。

 主人公は騒音おばさんみたいなヒロインと出会って、「デートじゃない。食事だ」と言っておきながらモノにしちゃったり、ロッキーが乗り気じゃない対戦相手と自分は戦いたいと思ったら戦えちゃうし。自分の思い通りになる人生を見せられてる感じで、あまり努力とかを個人的には感じられないストーリーでした。後半、ロッキーに降りかかる災いも、ロッキーのあんな姿を見たくなくて悲しかったです。そんなロッキーを応援しようとして暴走族を引き連れてくるのも周りの人たち迷惑じゃないのかなと心配になってエモーションは動かなかったです。

 肝心のボクシングシーンも長回しで迫力ありましたが、基本全部寄りの画ばかりで単調で、せっかくのアポロのようなスピード、ロッキーのようなパワーを見たかったです。そして1番問題なのは、今までのシリーズでは弱い主人公が強敵となぜ最終ラウンドまで戦えて相手を思いつめたのかという説明があったのに、今作は特にこれといった理由がないように思えました。どうしてチャンピオンを追い詰めることができたのかボケッと見てたらわからなかったです。

 せめてビル・コンティ御大のテーマ曲が爆音で流れればそれだけで無条件にパブロフの犬状態で泣けるのにそれもなかったのが不完全燃焼のままの130分でした。

 1番よかったのは、チャンピオンが「俺、怒りを抑えるトレーニングしたし」と言ってるそばから会見で主人公に殴りかかるのが「全然、トレーニング失敗してるじゃん」と笑えるコメディシーンなのがよかったです。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/12/28 チネチッタ川崎  2016/11/28 Blu-ray

監督ライアン・クーグラー 
脚本ライアン・クーグラー 
アーロン・コビントン 
出演シルヴェスター・スタローン 
マイケル・B・ジョーダン 
テッサ・トンプソン 
グレアム・マクタビッシュ 
アンソニー・ベリュー 
フィリシア・ラシャド 
ブライアン・アンソニー・ウィルソン 

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