映画【脳内ポイズンベリー】感想(ネタバレ)

poisonberry
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●こんなお話

 女の人が男の人に恋して、脳内でいろんな感情が懐疑して付き合ったり喧嘩したりする話。

●感想

 ボタンが転がって、それを追いかける主人公。ボタンを拾った男の子に恋をしてしまった主人公の脳内でいろんな感情が会議をして主人公を導いていく。
 脳内の感情と現実世界の主人公が入れ替わっていくテンポの良さで魅せる面白さと脳内の感情のコミカルさで引っ張る映画だと思いました。

 ところが脳内の感情のお芝居が演劇用のハイテンションかつオーバーなお芝居なので、冒頭からワーワー大騒ぎで耳がうるさくてグッタリしてしまいました。コメディだから仕方ないのかと無理やり納得させながら見てました。
 舞台劇の大げさな脳内と年下の男の子に恋をした主人公の現実世界が交互に描かれていきますが、この現実世界も正直そんなに面白さがなくて、出会ってからほとんど喧嘩ばかりしていて、何で一緒にいるのかよくわからなくて、これは何で別れないのだろう? と見ている間ずっと疑問でした。
 そして後半になると主人公目線だったのが男側から描かれるようになって、もはや脳内関係なくなっちゃうのもいかがなものかと思いました。男の子は男の子で悩んでいるとはいえ、主人公が全く登場しなくなっちゃう。
 最後に主人公が出す答えにも首をかしげるもので、理解できなかったです。
 映画とテレビの違いって何だろう? と考えてしまって、真木よう子さんのコメディエンヌっぷりも活かされず残念な仕上がりでした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/05/14 イオンシネマ多摩センター

監督佐藤祐市 
脚本相沢友子 
原作水城せとな
出演真木よう子 
西島秀俊 
神木隆之介 
古川雄輝 
吉田羊 
浅野和之 

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