●こんなお話
葛飾北斎の娘さんが周囲の人たちと過ごしていく話。
●感想
短編のようなエピソードが数珠つなぎになっていて、1つ終わって次、1つ終わって次。という串団子な展開で、しかも1つ1つが地味な内容なので、アニメーションらしい見せ場なんかは少なく個人的には90分間退屈でした。
父親が描いていた龍の絵にタバコの火でダメになったら、龍が降りてくるまで待つ。花魁の首が伸びると知れば、吉原に泊まり込んで調べてみる。
妖怪とか魑魅魍魎の世界が身近な江戸末期を男勝りの主人公が生きていく姿を描いていきます。
メインとなる展開は、盲目の少女との交流で。主人公が経験する世界が少女は見られず、父北斎との経験なども少女に見せてあげたいけどそれができない現実。
人の一生は花が散るみたいに短くて儚いものなんだという悲しさ。
派手な展開もそんなになくて大きなうねりもないので、序破急な盛り上がりがある映画の方が個人的には好きな映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2015/05/10 TOHOシネマズ南大沢
リンク
監督 | 原恵一 |
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脚本 | 丸尾みほ |
原作 | 杉浦日向子 |
出演(声) | 杏 |
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松重豊 | |
濱田岳 | |
高良健吾 | |
美保純 | |
清水詩音 | |
筒井道隆 | |
麻生久美子 |
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