映画【俺は、君のためにこそ死ににいく】感想(ネタバレ)

For Those We Love (2007)
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●こんなお話

 特攻隊を見守った食堂のおばちゃんと彼女を慕う特攻隊員たちの話。

●感想

 クライマックスの主人公たちの特攻シーンの特撮はなかなかの迫力で、ちゃんと米軍の船上とかも人間がいて迎撃しているというカットが差し込まれたり、炎上する航空機とかも描かれていて緊迫感や悲壮感ある特攻という物が見られて満足の映画でした。

 ただ映画全体としてみると、特攻隊員の姿を描いているとは思いますが。ずーっと悲劇として描かれるだけで単調な映画にいなってしまっていると思いました。何度も何度もエンジン不調で帰ってきて、上官から罵られて無理やり飛行させられて墜落してしまう。とか、朝鮮人だけど特攻で散っていく。とか、「ホタルになって帰ってくるよ」という少年だったり、とか。1つ1つのエピソードは理不尽で悲しい若い命が特攻という無茶苦茶で命を落とさなければならないというのがあるのに、悲しい音楽が延々と流れる中で繰り返されるので退屈な時間が多かったです。

 ちょっと似たようなエピソードの串団子的なエピソードの羅列で130分という長さもあいまって、後半は結構グッタリしてしまいました。

☆☆

鑑賞日: 2019/11/03  Amazonプライム・ビデオ

監督新城卓 
脚本石原慎太郎
出演徳重聡 
窪塚洋介 
筒井道隆 
岸惠子 
前川泰之 
中村友也 
多部未華子 
遠藤憲一 
勝野洋 
中越典子 
桜井幸子 
戸田菜穂 
宮崎美子 
的場浩司 
江守徹 
長門裕之 
寺田農 
石橋蓮司 
伊武雅刀 

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