映画【幕が上がる】感想(ネタバレ)

makugaagaru
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●こんなお話

 弱小高校演劇部の部長になった主人公がどうやって演劇に取り組めばいいのかわからないながらも演劇に打ち込む話。

●感想

 ももクロをよく知らないで見たのがよかったのか、演劇に悩んで打ち込む女子高生たち。という青春ものとして楽しむことができました。
 演劇の大会というのも知らなくて、1年に1度しかなくてよく知らない審査員の感性で勝敗が決まる。という高校の演劇の世界を見れただけで満足でした。

 部長に任命された主人公だけど、具体的に何をしていいのかわからない。そんな中、新任の教師が実は演劇の女王だと知って顧問になってもらって、人生が狂ってもいいから演劇に打ち込んでいく主人公たち。
 この顧問の黒木華さんが素晴らしくて、強烈な存在感がよかったです。クライマックスで、主人公たちの舞台より黒木華さんのほうの舞台を見て見たかったです。
 演劇強豪校からの転校生がいたり、お姫様と呼ばれる親友とギクシャクしたりしながら成長していく主人公。そして台本作りに悩んでいく。

 台本作りあたりまでは楽しんでみることができましたが、そこからはテンポが最後までマッタリしてしまって退屈に感じてしまう後半でした。

 常にカメラが動いていてせわしないのと、ちゃんと主人公たちの舞台を見せてほしかったのとか、青春映画として見ていたのに、途中とエンドでいきなりももクロの歌が流れるので戸惑ったり。後はカメオ出演がいっぱいあって、ほとんど出オチになっていて物語のノイズにしかなっていないと思いました。
 せっかく「幕が上がる」というクライマックスの感動がぶち壊されてしまう小ネタがたくさんで残念な映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/03/05 TOHOシネマズ南大沢  2016/08/23 NETFLIX

監督本広克行 
脚本喜安浩平 
原作平田オリザ
出演百田夏菜子 
玉井詩織 
高城れに 
有安杏果 
佐々木彩夏 
ムロツヨシ 
清水ミチコ 
志賀廣太郎 
黒木華 

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