映画【姿三四郎(1943)】感想(ネタバレ)

sanshiro-sugata
スポンサーリンク

●こんなお話

 若き柔道家の話。

●感想

 検閲によって、カットされているせいかつながりがおかしくなっていてよくわからなくなってしまっている感じになっていて残念でした。

 対戦相手を殺してしまった三四郎に、その娘が「人殺し!」と声をあげる場面から。落ち込む三四郎が、何故再び立ち上がる気持ちになったのかわからなかったです。
 次のシーンで、師匠と歩いていて別の対戦相手の娘がお百度参りしてる場面に飛ぶので。一体その間に何があったのかわかりませんでした。その娘さんとのラブストーリーとしても場面が飛びすぎて、話にはいっていけなかったです。

 ただ、場面場面のアクションシーンは印象的で。オープニングで、師匠を闇討ちにするアクションで、川を背にしてまさに背水の陣で戦うシーンや。志村喬さん演じる柔術家との戦い。そして、クライマックスのススキノで強風の中戦うシーンなんかもとても印象的でした。

 カタキ役のステッキを持った柔術家も魅力的で、最初に主人公の仲間を倒して。強いことを印象づけて、その後も「三四郎を倒せるのは俺だけ」とカッコいいことを言ってるのが最高でした。

 完全版がどうなってるのか、をぜひとも見たい映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2011/07/18 DVD

監督黒澤明 
脚本黒澤明 
原作富田常雄 
出演大河内傳次郎 
藤田進 
轟夕起子 
月形龍之介 
志村喬 
タイトルとURLをコピーしました