映画【殺されたミンジュ】感想(ネタバレ)

Il-dae-il
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●こんなお話

 殺されたミンジュに対する復讐の話。

●感想

 冒頭で女子高生が殺される。のちにその犯人たちが謎の集団に拉致されて拷問されて自供を強要される。けどその謎の集団も一枚岩でなくて、拷問に耐えきれない人たちもいて、更に彼らは社会の底辺を生きる者だということがわかってくる。DVに耐える女、留学をして英語ペラペラだけどニート、客の料理に唾を入れるウエイター、借金まみれ。彼らはリーダーの男がネットで集めていて社会に対する恨みみたいなものを持っている。

 拉致をする集団が拉致をして拷問を繰り返すシーンと彼らに最初に捕まった男が集団を追いかけて彼らの素性を明らかにしていくのが同時進行で描かれていきます。

 最初から復讐軍団が内紛状態で計画が上手くいく気がなかったり、冒頭で殺された女子高生とリーダーの関係が写真で一瞬見せるだけで結局どんな関係かわからないのが不完全燃焼だったり、映像が妙に安っぽかったりするのが好みではなかったです。

 キム・ギドク監督作品らしいバイオレンスシーンが多いのが相変わらずですが、寓話性が高くて、1人で8役やっている人がいたりして顔が混乱してしまったりもしまう不思議な映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/08/04 DVD

監督キム・ギドク 
脚本キム・ギドク 
出演マ・ドンソク 
キム・ヨンミン 
イ・イギョン 
チョ・ドンイン 
テオ 
アン・ジヘ 
チョ・ジェリョン 
キム・ジュンギ 

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