映画【メカニック:ワールドミッション】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 ジェイソン・ステイサムらしいジェイソン・ステイサムなステレオタイプなキャラクターがひたすらジェノサイドする話。 

●感想

 前作にあった殺しの弟子を育てる。というストーリーは一切なくなって、好きになったヒロインが拉致されたので、それを弱みにされてしまって、武器商人3人の暗殺を強要されてそれを実行に移すしていくという。 

 姿を隠して生活していたけど、開始5分で身元がバレて、持ち前の暗殺を強要されるツカミのアクション。ここがもう無茶苦茶のアクションシーンで面白い出だしでした。そこからタイに隠れて、旧知の仲のミシェル・ヨーのもとを訪れて、更にヒロインのジェシカ・アルバと出会って…。という流れから途端に話が停滞してしまう印象でした。しかも凄腕の殺し屋がいとも簡単にその場で出会った女性に感情移入してしまうものだろうかと殺し屋としての素質を疑ってしまいました。そして簡単に敵に拉致されてしまって、武器商人を暗殺するように言われて、嫌々その人たちを殺していく。それぞれの暗殺シークエンスもギミックいっぱいで楽しかったです。 

 そしてクライマックスは暗殺テクニックとか関係なしにゴリ押しで何十人の敵に突っ込んでいって、ひたすら撃った撃たれた。殴った殴られたを延々と見せられて、アクションシーンとしての新鮮さはなくただただ退屈なクライマックスなのが残念でした。しかもクライマックス前に同じ船で同じく乗り込んで行ってヒロインを奪還しようとして、大暴れする。というアクションを1回やっているので、似たようなアクションをまたクライマックスでやっているのが退屈の原因だと思いました。 

 序盤で出てきたミシェル・ヨーも消えてしまうし、せっかくの彼女のアクションとかも見たかったです。ピアスをつけてチャらく出てくるトミー・リー・ジョーンズもほとんど活躍の場もなく、一体何のために配役されているのか謎の人たちなのも残念でした。 

 とはいえ、ジェイソン・ステイサムが大暴れするのが見られればそれで満足なのかなと思える作品でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/10/13 チネチッタ川崎  2018/04/03 NETFLIX

監督デニス・ガンゼル 
脚本フィリップ・シェルビー 
トニー・モジャー
出演ジェイソン・ステイサム 
ジェシカ・アルバ 
トミー・リー・ジョーンズ 
ミシェル・ヨー 

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