●こんなお話
モンスターサイドのお母さんと人間サイドのお母さんのバトルの話。
●感想
さすがディズニー映画らしい華やかな映像美が凄くて、夜の中に光る花や昼間の明るい中での城の絢爛豪華な美術や女性陣の衣装などが見所で惹きつけられる映像の数々でした。合戦シーンの迫力もなかなかで激しい戦闘だけれども残酷すぎないのも家族映画として考えられて作られていたと思います。そして最近のディズニー映画らしい男性陣の弱々しさも面白かったです。
ただオリジナルとはいえ宮崎アニメっぽい文明VS自然みたいな戦いの構図で、結構な殺し合いをしていたのにリーダーの号令でみんな笑顔でわかりあうといった方向に一気にシフトチェンジするのは、急展開すぎてキャラクターたちは納得して微笑んでいたけれど見ているこちらは微妙な気持ちになりました。それにマレフィセントがフェニックスの末裔うんうんとかの設定も急すぎてついていけなかったりと上映時間内には風呂敷がでかすぎて「え? そうなの?」と思っている間にどんどんと解決していく映画で駆け足な印象でした。
とはいえ、アンジェーリ・ジョリーVSミシェル・ファイファーの演技合戦は見ているこちらがハラハラドキドキして怖い腹の探り合い食事シーンから直接のバトルまでめちゃ怖い映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2019/11/05 TOHOシネマズ日比谷
リンク
監督 | ヨアヒム・ローニング |
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脚本 | リンダ・ウールヴァートン |
ノア・ハープスター | |
マイカ・フィッツァーマン=ブルー |
出演 | アンジェリーナ・ジョリー |
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エル・ファニング | |
ミシェル・ファイファー | |
ハリス・ディキンソン | |
サム・ライリー |
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