映画【ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 砂漠の財宝をめぐっての戦いの話。

●感想

 圧政の役人を退治してやろうという義賊のジェット・リー。冒頭の悪い宦官をやっつけるための紹介のアクションからてんこもりで最初から満腹でした。ザコキャラである最初の悪人も丸太を素手でバコーン! 殴って弾き飛ばすという。宦官ですよ。どんだけ怪力なんだ。
 皇帝の子を身ごもって逃げる女性と彼女を助けることになる女剣士。そこに60年に1度砂嵐の中に現れるお宝を狙う怪しい面々が集まり、役人たちもそこの宿屋にやってきて……。

 登場人物の紹介でイチイチ喧嘩になってグイングイン飛び回って戦うのでとんでもないことになってました。それぞれが使う武器も種類がたくさんあって、いろんな組み合わせでヴィジュアルとして面白くて漫画のようなアクションの数々。

 けれどもアクションは素晴らしいのに、話は詰め込みすぎだし。登場人物たちの関係が完成するのが物語の中盤くらいと展開がだいぶ遅いです。その分アクションシーンがあるので、余計話が進まない印象。
 しかも皇帝の子どもを身ごもったというくだりは一切消えてしまい、お宝を巡る争奪戦になるという。前半の流れは一体何だったんだという。途中から龍門という宿屋を舞台になってしまう。

 中盤から竜巻なんかも出てきてどんどんスペクタクルになっていくという。ジェット・リーも剣で死にかけてたのに、普通に最後笑顔だし。
 無茶苦茶で破天荒ですが香港映画らしい爽快で勢いのある映画でこれぞ香港娯楽映画で楽しい作品でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2014/02/03 Blu-ray

監督ツイ・ハーク 
アクション監督ユエン・ブン 
脚本ツイ・ハーク 
出演ジェット・リー 
ジョウ・シュン 
チェン・クン 
リー・ユーチュン 
グイ・ルンメイ 
メイヴィス・ファン 
リュー・チャーフィー 
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