ドラマ【ブルックリン・ナイン-ナイン シーズン1】感想(ネタバレ):

Brooklyn Nine-Nine Season1
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●こんなお話

 ブルックリン99分署の刑事たちのドタバタの話。

●感想

 検挙率の高さでは群を抜くものの、行動は破天荒な主人公を中心に、無表情で一切笑わない新任署長、署長に媚びを売る刑事、笑顔を見せない生真面目な刑事、そして個性的な太った刑事たちなど、さまざまなキャラクターが登場します。彼らは事件の捜査にあたる一方で、署内ではさまざまな個人的な問題や人間関係のトラブルが次々と巻き起こります。

 捜査の合間には、犯人検挙率を巡る競争が繰り広げられたり、同僚のデートに微妙な感情を抱いたりと、人間くさい描写も魅力のひとつです。また、署長の恋人に会いに行くも警察嫌いの相手に苦戦するエピソードや、ある刑事が女性と出会い、周囲を巻き込むような熱烈な恋に落ちる様子など、捜査とは一見無関係の出来事も多く描かれます。

 ほかにも、警官同士のトラブルで謝罪の有無を巡って揉めたり、トラウマから銃が撃てなくなった刑事が再び現場に出られるのかといった葛藤、署長をかばって撃たれてしまう刑事など、ユーモアとシリアスが絶妙に同居したストーリー展開が続きます。

 事件そのものの深掘りは控えめで、それよりもキャラクターたちの心の動きや会話劇に焦点が当てられています。多くのエピソードは登場人物たちの会話からサラッと語られ、回想シーンで一瞬描かれるスタイルで、非常にテンポの良い編集が印象的でした。

 最初はこの独特のテンションについていけるか不安もありましたが、視聴を重ねるうちにキャラクターたちに愛着が湧き、彼らのドタバタ劇を自然と笑顔で見守っている自分に気付きました。クセになる中毒性を持ったシリーズです。

☆☆☆

鑑賞日:2024/10/31 NETFLIX

出演アンディ・サムバーグ
ステファニー・ベアトリス
テリー・クルーズ
メリッサ・ファメロ
ジョー・ロー・トルグリオ
チェルシー・ペレッティ
アンドレ・ブラウアー
宮迫博之 
原西孝幸 
宮川大輔 
橋本拓弥 
矢崎太一 
街田しおん 
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