映画【薬の神じゃない!】感想(ネタバレ)

Dying-to-Survive
スポンサーリンク

●こんなお話

 薬屋さんの主人公が白血病の薬がめちゃ高いのでインドから薬を密輸して安く売りさばいていく話。

●感想

 主人公は上海で薬屋を営んでいる。離婚して子供とたまに会ったり親の介護をしている中、家賃の支払いもできず困っている。そんなある日、マスクをかぶった男がやってきて治療薬が高すぎるのでインドから安いジェネリック品を持ってきてくれないかと話がもたらせる。違法行為で最初は断るけど、お金に困ってインドへ飛ぶことに。

 インドで足元見られたり賄賂を贈ったりしながらなんとか上海へ薬を運ぶ主人公。それを売ろうとするけどなかなかさばけない。困っていたところをダンサーで娘が白血病の女性に話を持っていくと患者たちを紹介されてたくさん売れ始める。さらに英語が得意な牧師や家族に白血病がいる金髪の青年なども仲間に入ってくる。

 この成り上がっていく様子は映画の面白さで仲間が集まってきて、商売がうまくまわっていく様子は単純に楽しかったです。

 商売敵も現れて偽物の薬を患者に安く売っていて、主人公に販売ルートを渡してくれないかともちかけてきたりもして。警察にも違法のジェネリック品が広まっているので捜査する流れにもなってくる。

 主人公は商売敵から脅迫に近い形で商売を辞める決意をして仲間たちが去っていく。その後、工場を経営して成功している主人公のもとにかつての仲間の奥さんが訪ねてきてもう薬が買えなくてなくなってしまったと話される。病院でかつての仲間と再会して治療に苦しむ姿を見てもう1度インドからジェネリック品を取り寄せることを決意して販売し始める。しかし製薬会社の圧力で製造ができなくなっちゃったので高く買って安く売る赤字の商売で患者さんたちに売る。

 港で搬入作業をしていたところを警察に踏み込まれて金髪の青年が主人公の囮になって事故死してしまい、主人公も逮捕されてしまう。裁判となり患者さんたちのための赤字で配っていたことが情状酌量となって…。という。

 120分テンポよく仲間集めや商売を始めて軌道に乗るけど、失敗してけれどもまた立ち上げて、法律か人情かなどの葛藤がありつつ自分が信じる道を行くという王道のエンタメ映画として退屈せずに楽しめることができました。

☆☆☆

鑑賞日:2022/03/10 Netflix

監督ウェン・ムーイエ 
脚本ウェン・ムーイエ 
ハン・ジャニョ 
ジョン・ワイ 
出演シュー・ジェン 
ワン・チュエンジュン 
ジョウ・イーウェイ 
タン・ジュオ 
チャン・ユー 
ヤン・シンミン 
タイトルとURLをコピーしました