●こんなお話
殺人ゲームの中継に強制参加させられて手に銃をつけられた主人公が殺し屋と戦う話。
●感想
課金ゲームのプログラマーとして生活している主人公、匿名の掲示板で調子乗って酷い書き込みとかをしている。世の中にはサイコパス同士を戦わせて視聴者数を稼いでいる闇の組織がいて、その相手に酷い書き込みをしてしまう。するといきなり強面の男たちが自宅に乱入して気絶させられる。目が覚めると両手に拳銃がつけられていて、さあ大変という。
目が覚めてふらふらの表現を縦横に動き回る映像が主人公と一緒に目が回ってしまう表現がよかったです。そこから悪の組織から殺し屋を24時間以内に殺せば解放するというのことで殺し屋と戦うことに。
両手が拳銃になってしまって日常生活に支障がきたす様子をしっかりと描いているのが笑えました。ズボンがはけないスマホが持てない等に苦戦する主人公がよかったです。
あとは殺し屋が現れては逃げる主人公。その都度、スローで銃撃戦が発生して見せ場がいっぱいでした。ただスローや縦横無尽に動くカメラワークでテレビゲームを見ているかのようなアクションが続きますが、だんだんと食傷気味で最初の殺し屋が襲撃してくるのとかはニコニコしながら見られましたがだんだんとアクションシーンとしては単調でだんだんと飽きていきました。
警察に追われたり殺し屋を追いかける刑事に囮として使われそうになるけど警察も買収させられていて大変なことになったり、元カノが組織にさらわれて彼女をレスキューすることになっていく。
あんまり気にしてはいけないとは思いますが、ものすごい視聴者数がいて日常生活に乱入して殺し合いをしている主人公たちですが、世界観がよくわからず、みんな知っているのか知らないのか銃撃戦が町中で行われているのに他の大衆たちはどういう気持ちなのだろうか? と設定そのものについて疑問に思って入り込めないところもありました。
元カノを救うために組織のアジトに乗り込んで撃ちまくるのとかも、もう単調となってしまって盛り下がる一方で残念なのとかカタキ役が元カノをすぐ殺せばいいのに最後の最後まで一緒に逃げようとしたりして、カタキ役が元カノに執着する意味とかも考えてしまいます。
ひたすら撃ちまくる映画でそういったジャンル的な満足は得られるとは思いますが、殺し屋が魅力的だったのに簡単に特攻していくのとかも残念な扱いと感じてしまう1本でした。
☆☆☆
鑑賞日:2022/03/15 WOWOW
監督 | ジェイソン・レイ・ハウデン |
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脚本 | ジェイソン・レイ・ハウデン |
出演 | ダニエル・ラドクリフ |
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サマラ・ウィーヴィング | |
ネッド・デネヒー | |
ナターシャ・リュー・ボルディッゾ | |
リス・ダービー | |
グラント・バウラー | |
エドウィン・ライト |