●こんなお話
アメリカの田舎に帰ってきた主人公が酔っぱらって公園の砂場にいたら、どうやら韓国ソウルで大暴れしている怪獣が自分と同じ動きをしているのに気付いて戸惑う話。
●感想
怪獣が自分とシンクロしているという設定はあくまで背景的に描かれていて、メインは都会で失恋して地元に帰ってきた主人公が親切な幼馴染とかにお世話になっていったら、そいつがなかなかのハラスメントを仕掛けてきて悩むという展開でした。
物語のほとんどは酒場での会話なので正直、そこまでの引きつけるものはなくて結構退屈に感じる部分が多い映画でした。出てくるキャラクターも基本最低な人間ばかりで主人公は飲んだくれだし、元彼は上から目線だし、幼馴染は嫉妬深いやつだし、いい感じになる若いやつはほとんど空気だしで面白いキャラクターとしての魅力はあんまり感じられなかったです。
そんな人たちが好きになろうが失恋しようがどうでもよくなっていく100分間でした。
けれども、転んで人死にが出て、韓国人にハングルを教えてもらって地面に「ごめんなさい、2度としません」と怪獣が書くというのは見たことなくて新鮮でよかったです。
それに理屈やルールが全く説明されないですが、クライマックスの逆転する感じはカタルシスが得られて楽しい映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2018/05/03 DVD
リンク
監督 | ナチョ・ビガロンド |
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脚本 | ナチョ・ビガロンド |
出演 | アン・ハサウェイ |
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ジェイソン・サダイキス | |
ダン・スティーヴンス |
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