●こんなお話
主人公のマックイーンが若手に追いやられて引退か現役続行か悩みながら再起を図る話。
●感想
当然のことながらピクサー作品らしい映像美が素晴らしくて、冒頭のレースシーンからド迫力でした。ナイトシーンの綺麗さも見ていてうっとりしてしまう映像でした。
ただ冒頭のレースが終わって、主人公が若い世代の新しいマシンたちに勝てなくなって、さてこれからどうすべかとなって、主人公を尊敬している若いヒロインと訓練をしたりレジェンドたちの協力を得てレベルアップしていく。
このライバルの若手の最新のマシンが科学的訓練をしているのに対抗してレジェンドたちと一緒に昔ながらのトレーニングをしていくという【ロッキー4】的な展開が熱くなりそうですが、訓練がクライマックスの成果として見えにくいので盛り上がりに欠けました。それでいて中盤からは会話劇が中心でしかも全部が説明的過ぎるので画面に動きはないしでただただ退屈の中盤でした。
そしてクライマックスで主人公たちがとる行動に唖然としてしまいました。いくらルールとはいえヒロインの行動が突飛すぎてついていけなかったです。知識はあるとは思いますが、全くレースをやったことがないのにどうしてめちゃ強いライバルに勝てるのか謎でした。もう少し訓練が伏線となって努力の結果で勝てたという流れにしてほしかったです。
そして主人公に引退勧告をしてグッズ販売を展開しようとしたスポンサーさんはそんなに悪くないのに、最後で悪い奴扱いされているのが可哀そうな映画でした。
☆☆
鑑賞日: 2017/07/27 TOHOシネマズ川崎
リンク
監督 | ブライアン・フィー |
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脚本 | キール・マレー |
ボブ・ピーターソン | |
マイク・リッチ | |
製作総指揮 | ジョン・ラセター |
出演(声) | オーウェン・ウィルソン |
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クリステラ・アロンツォ | |
クリス・クーパー | |
ネイサン・フィリオン | |
ラリー・ザ・ケーブル・ガイ | |
アーミー・ハマー |
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