●こんなお話
世界各地に謎の宇宙船がやってきて、ただいるだけなので。彼らと接近遭遇して何とかメッセージを受け取ろうとする話。
●感想
静かな雰囲気の中、独特のヴィジュアルのエイリアンに彼らが発するメッセージが墨を巻いたかのような絵でそれを解読するのをメインの流れで進んで行きます。そしてしだいに時間の流れに話の方向が進んでいって…。
個人的には映像美としては楽しめましたが、ただただ暗くてメッセージを解読する面白さみたいな方向で描いてはいないので結構退屈の110分でした。チェスを使って解読しようとか中国が宣戦布告するとか演出によってはもっとドラマチックにエンタメとして盛り上げることができそうですが、この作品ではそういうことはせず。皆さん静かにリアクションして静かに語らってました。
3000年後に人類に救ってもらうために言語を与えに来た宇宙人は何でこのタイミングで現れたんだろう? アメリカの言語学者だけが未来が見えるようになったんだろうか? ロシアや中国の学者さんとかには未来が見えたりして宇宙人の目的がわからなかったんだろうか? とか未来の回想で答えが出てそれが現在の解決に向かうきっかけになるという流れも後出しじゃんけんすぎてついていけなかったです。
とはいえ、難しい内容を見ているこちらにわかりやすくしてくれるのは凄くて、こういった内容をよく映画化したなと感心する作品でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2017/04/05 飛行機 2018/01/19 Blu-ray
リンク
監督 | ドゥニ・ヴィルヌーヴ |
---|---|
脚本 | エリック・ハイセラー |
原作 | テッド・チャン |
出演 | エイミー・アダムス |
---|---|
ジェレミー・レナー | |
フォレスト・ウィテカー |
コメント