映画【共犯者】感想(ネタバレ)渋さが光るガンアクション!内田裕也×大沢樹生の殺し屋コンビが爆発

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●こんなお話

 ブラジルのマフィアのボスが釈放されるけど、昔からの知り合いのヤクザが目の前で殺されたので、その殺したヤクザたちと戦う話。

●感想

 物語の舞台は前作から8年後。セリフの中で前作の人間関係が軽く説明されるものの、予備知識がなくても十分に楽しめる作品だと思いました。きうちかずひろ監督らしい渋さが光るガンアクションが詰まっており、100分間テンポよく見せてくれるのが心地よかったです。

 竹中直人さんは、これまでのハイテンションな演技ではなく、今回は抑えた渋い芝居で魅せてくれてました。二挺拳銃で戦う姿は、ただただカッコいいです。その一方で、強烈なインパクトを残すのがギリヤーク兄弟という殺し屋コンビ。内田裕也さんと大沢樹生さんが演じていて、漫画から飛び出してきたようなキャラクター。英語と日本語を混ぜた話し方をする内田さんが特に面白くて、もっと彼らを見ていたくなるほど。

 主人公との最初の接触での銃撃戦、そしてクライマックスの対決も見応えがあり、アクション映画として満足度は高いです。ただし、敵対するヤクザ組織がやや拍子抜け。いざ戦いが始まると、主人公に対して狼狽してしまう様子には緊張感が欠けていたと思ってしまいました。また、銃撃戦以外のドラマ部分、特に主人公とヒロインの関係性などがもう少し描かれていたら、さらに深みのある作品になったのではと感じたりも。

 クライマックスも、静かな暗闇の中で展開されるため、もう少し音や映像で盛り上がる要素があってもよかったかもしれないです。

 とはいえ、可愛いキョンキョンがガンアクションを披露してくれるだけでも、観る価値のある作品でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2016/01/13 DVD

監督きうちかずひろ 
脚本きうちかずひろ 
出演竹中直人 
小泉今日子 
内田裕也 
大沢樹生 
岩尾正隆 
北村一輝 
山西道広 
宮崎光倫 
酒井伸泰 
緋田康人 
マコ・イワマツ 
成瀬正孝 
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