映画【忍びの者】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 下っ端忍者が上司に振り回されたり織田信長に攻められたりなかなか平和に暮らせない話。

●感想

 単純に忍者の体技が凄くて普通に崖や屋根とかを走ったりしていて、役者さんたちのスキルに見惚れてしまうアクションシーンが楽しかったです。

 主人公は下忍で忍者の頭領に少し認められたと思ったら、実はこの頭領が曲者で夜な夜などこかに走って行っちゃうと思いきやライバル忍者軍団の頭領でもあるという。部下たちを囃し立てて自分だけ美味しい思いをするという極悪人で魅力いっぱいの伊藤雄之助さんでした。若山富三郎さんの織田信長も冷酷無比で捕まえた忍者を拷問したり、悪い織田信長が魅力でした。しかも毒を盛られようが死なないという不死身っぷりが面白かったです。

 頭領を信じてついていって任務を達成しようとするけれど、脅迫してきたりしてどうやらこの上司ダメなんじゃないかと思っていたら案の定自分をハメてきて、もはや恋人と自由に生きていきたいと願うけど。当然、忍者軍団は許してくれるわけなく。というエンタメ映画として燃える展開が続く100分間でした。

 忍者同士の争いをしていたら織田信長という圧倒的パワーの前にやられてしまうという無常観漂う終盤も爆破爆破の見せ場がしっかりと用意されていて、面白いエンタメ映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2019/09/10 時代劇専門チャンネル

監督山本薩夫 
脚色高岩肇 
原作村山知義
出演市川雷蔵 
藤村志保 
浦路洋子 
藤原礼子 
真城千都世 
岸田今日子 
城健三朗 
小林勝彦 
伊藤雄之助 
丹羽又三郎 
西村晃 

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