映画【エンジェル・ウォーズ】感想(ネタバレ):スローモーションで魅せる!ザック・スナイダー流、美少女アクションの世界

sucker-punch
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●こんなお話

 虐待を受けてた娘さんが精神病棟でロボトミー手術受けそうになってるときに、いろんな妄想をして妄想内で演劇小屋だか売春宿みたいなところから脱出に奮闘する話。

●感想

 美少女たちが日本刀や銃を手に大暴れ。ザック・スナイダー監督らしいスローモーションをふんだんに使ったド派手なアクションシーンが次々と展開されて、戦う敵もロボットや侍、ゾンビ兵のような漫画的なキャラクターがいっぱい。爆音の音楽が鳴り響くなかで繰り広げられるアクションは、ビジュアルと音でグイグイ押してくる圧の強い映画でした。

 ただし、ストーリー構成はかなり複雑で、現実と妄想が二重構造になっていて話の筋を追うのが難しかったです。しかも肝心のアクションが妄想の中の出来事であるため、設定にピンとこないと、ただの長いミュージックビデオのように感じてしまいました。

 アニメのような演出や戦闘シーンが連続するけれど、「これならアニメでやればいいのでは?」と思ってしまうくらい映像がスタイリッシュすぎて、感情的な引っかかりがあまり残らなかったです。

 舞台は病棟で、少女たちが閉じ込められ、極悪な大人たちと戦うという背景はありますが、それと妄想の中のアクションがうまくリンクせず、物語がバラバラに感じられてしまうものでした。せっかくのビジュアルも、一本の物語としては流れがぶつ切りになってしまい、うまく乗れないまま終わってしまうという。

 とはいえ、画面に映る美少女たちはとにかく華やかで魅力的で。ストーリーは置いておいて、とにかく映像とルックを楽しむタイプの作品として割り切れば、目の保養として満足できるかもしれない1作でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/02/04 NETFLIX

監督ザック・スナイダー 
脚本ザック・スナイダー 
スティーヴ・シブヤ 
出演エミリー・ブラウニング 
アビー・コーニッシュ 
ジェナ・マローン 
ヴァネッサ・アン・ハジェンズ 
ジェイミー・チャン 
オスカー・アイザック 
カーラ・グギーノ 
ジョン・ハム 
スコット・グレン 
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