映画【MaXXXjne マキシーン】感想(ネタバレ)

MaXXXine
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●こんなお話

 ハリウッドで映画スターを目指すけど周囲に殺人事件が起こる主人公の話。

●感想

 ホームムービーの映像で、スターになることを夢見る幼い主人公の姿から物語は始まる。成長した彼女は過去の殺人事件をサバイブし、ポルノ業界で一躍有名になるが、夢は“映画スター”になること。そんな思いからオーディションを受け、ヒットホラー映画の続編で主演の座を掴みそうになる。

 一方で世間では「ナイトストーカー」と呼ばれる連続殺人鬼が話題をさらい、警察の捜査線上に主人公の名前も浮かび上がる。被害者の最後に会っていた人物として事情聴取を受けたり、6年前の殺人事件について知っているという探偵に付きまとわれたりと、不穏な空気が濃くなっていく。

 監督からは「スキャンダルは潰しておけ」と釘を刺され、昔からの知人であるエージェント兼弁護士に相談する主人公。ある日パーティーに出席したところを拉致され、実父の神父が悪魔崇拝的な儀式を行う場面に巻き込まれてしまう。いけにえにされそうになるが、そこへ警官隊が突入し、銃撃戦の末に主人公は生き残り、最終的には父にショットガンを向ける――。

 1985年のアメリカの空気感や、ジャッロ映画、古きハリウッド作品のオマージュが多数含まれているようですが、自分にはそれらに特別な思い入れがなかったので、そうした要素がどれほど物語に有機的に繋がっていたのかは正直わかりにくかったです。

 スターを目指す成功物語なのか、連続殺人に巻き込まれるサスペンスなのか、あるいは探偵ものなのか、ジャンルが混在していて少しつかみどころがなかった印象でした。わかりやすく整理されたシンプルなエンタメ映画が自分は好きなんだなと、改めて実感できた作品でした。

☆☆

鑑賞日:2025/06/08 イオンシネマ座間

監督タイ・ウェスト 
脚本タイ・ウェスト 
出演ミア・ゴス 
ケヴィン・ベーコン 
ジャンカルロ・エスポジート 
エリザベス・デビッキ 
モーゼス・サムニー 
リリー・コリンズ 
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