映画【百円の恋】感想(ネタバレ)

100yen-koi
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●こんなお話

 30すぎてもニートでダメダメの主人公が一人暮らしを始めて、100均で働き始めて、ボクサーと出会いしだいに自分もボクシングに目覚めていく話。

●感想

 安藤サクラさんの心を閉ざして見た目も太っていてだらけた生活を送っていたのに、ボクシングに目覚めてしだいにボクサーな体系になっていくのが凄いです。シャドウボクシングのかっこよさったらないです。
 100均に集まるヘンテコな人たちとの交流の面白さで魅せていきますが、お喋りで100パー胡散臭い先輩だったり口うるさい店長だったり賞味期限切れのお弁当を取りに来るおばちゃん。
 そしてよく通る道にあるボクシングジムで気になっていたボクサー、バナナマン。彼に興味をもたれて良い感じになるのかと思いきや、簡単に捨てられて……。このボクサーの新井浩文さんも新井さんらしいぶっきらぼうなキャラクターで面白かったです。

 ただ話の方は前半から中盤は主人公のダメダメな生活の面白さで見せていたのに、後半からは普通のボクシング映画になってしまって退屈でした。バラバラのジャンルの映画が2つ繋げたような転調が凄すぎて戸惑いました。
 ボクシングシーンは迫力ありましたが、対戦相手も強いのか弱いのかわからず。勝負に挑む主人公の決意がイマイチ伝わらなかったです。物語自体にも派手な展開も特にないのも退屈に感じてしまいました。

 とはいえ、安藤サクラさんの面白さが凄いことになっている映画でよかったです。

☆☆☆

鑑賞日: 2014/10/01 試写会  2016/02/22 DVD

監督武正晴 
脚本足立紳 
出演安藤サクラ 
新井浩文 
稲川実代子 
早織 
宇野祥平 
坂田聡 
沖田裕樹 
吉村界人 
松浦慎一郎 
伊藤洋三郎 
重松収 
根岸季衣 

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