映画【予兆 散歩する侵略者 劇場版】感想

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●こんなお話

 概念を奪って侵略しようとしている宇宙人から逃れようとする夫婦の話。 

●感想

 映画本編よりより原作のしばりがないからか、黒沢清色が強まっていて好みの問題ではあると思いますが、こちらのスピンオフのほうが個人的には面白く感じました。冒頭の主人公が帰宅してきて夫婦の微妙なズレがある会話から長回しから不穏な空気感いっぱいでした。そして友人が「幽霊が家にいる」という相談から何やら自分の知らないところで巨大な何かが動いているというのを知って…。というツカミから面白かったです。 
主人公からは概念が奪えないとかガイドが宇宙人から逃れようとすると耐えられない痛みが襲ってくるとか映画版にはなかった設定も面白かったです。東出さんの淡々としたいつものお芝居が宇宙人としての不気味さを増していてキャラたくたーにピッタリな配役の勝利だと思いました。 

 ガイドとなった人間は自分が嫌いだったり苦手な人物を宇宙人に紹介して概念を奪わせるという役回りに悩んだりするのも映画版の長谷川さんみたいに友情みたいな関係になるのではいのも、こちらのほうがよりリアリティがあってよかったです。クライマックスの廃墟での戦いも不気味さいっぱいでカタルシスを得られる見せ場でした。 

 これぞ日本のホラーといった映画で面白い140分でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2018/06/19 DVD

監督黒沢清 
脚本高橋洋 
黒沢清 
原作前川知大
出演夏帆 
染谷将太 
東出昌大 
中村映里子 
大杉漣 
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