映画【よこがお】感想(ネタバレ)

yokogao
スポンサーリンク

●こんなお話

 普通に生きているはずなのにある事件の関係者になって日常が壊れたので、あるリベンジをする人の話。

●感想

 深田晃司監督作品らしい行間を描く演出が相変わらずで、しかも物語的にも主人公に何が起こったのか? 今何をしているのか? というサスペンス的な描かれ方もあるので、普通にエンタメとしても興味深く見ることが出来て退屈することはなかったです。

 美容院で若い男性の美容師と出会い彼を誘うかのような主人公と介護士として平和に日常を過ごす主人公と最初は普通に見ているとどうやら時間軸が違うことが分かってきて、並行して語られることによる話に興味がわいてきて集中させてくれる構成がよかったです。

 加害者家族となってしまって今までの仕事や恋愛が次第に壊れていく鬱映画で、単純に見ているのが辛くて結構へこむ内容でした。それでもどこかコミカルな描写もあって、いきなり四つん這いの猛ダッシュシーンやビンタをしようと思ってたら逆ビンタをくらうところとか笑えるシーンもあって、喜劇的な要素もよかったです。

 訪問介護先のおばあちゃんがやっていた半分やりかけのジグソーパズルのような残りを埋めていくような映画で好みは分かれると思いますが、面白い映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2020/02/09 DVD

監督深田晃司 
脚本深田晃司 
原案Kaz
出演筒井真理子 
市川実日子 
池松壮亮 
須藤蓮 
小川未祐 
吹越満 
タイトルとURLをコピーしました