映画【戦狼/ウルフ・オブ・ウォー】感想

☆☆☆

●こんなお話

 中国のパスポートがあれば人民は海外で危険な身に遭っても安心できる映画。 

●感想

 前作同様、主人公の無双っぷりを楽しむ映画で、冒頭の海賊に襲われるタンカーで海に飛び込んでのデジタルな長回しの水中での格闘からツカミはバッチリでした。 

 前作で亡くなった同僚の実家に遺骨を持っていったら地上げ屋と格闘になって殺害してしまって刑務所に入る主人公。時間経過してアフリカで生活しているところに、内戦が勃発して民間の中国人がピンチになって…。 

 ここで救出にきた海軍の艦長と大使が「国連の許可がないと動けない。単独行動で民間人を救出しないと」という会話をその場で聞く主人公。という流れが、100パー「俺が行きます」展開になっていてコメディとして笑えました。 

 格闘術に銃撃戦にしまいには戦車のカーチェイスにとこれでもかとアクションシーンの連続でお腹いっぱいでした。 

 ただ爆薬が前作より増えた分、ストーリーの雑さ粗さが増えてしまってアクションシーンは凄いけどアクション映画としては退屈に感じてしまいました。主人公が可愛がっている子どものお母さんが工場で働いているから救出に行くというのと博士を救出に行くという目的が2つあって、どっちでも凄いアクションが展開していきますが。しだいに何のために戦っているのかわからなかくなっていきました。特にカタキ役の傭兵部隊の目的が見ていてわからず、伝染病の唯一の希望であるっぽい博士の娘さんを取り合うのか、主人公への復讐なのかなんなのかわかりにくくただただ殺戮する人にしか映されなかったのが残念でした。 

 後半の舞台となる工場のくだりもなかなか酷くて、「民間人は必ず助ける」という主人公の言葉で現地のアフリカ人たちが大喜びでみんなで歌っているところにドローンで攻撃されるという流れとかもよくわからず、工場の警備はどうなってんだとか話のコロガリのきっかけとかいまいち突っ込みどころがあって乗り切れなかったです。主人公たちは撃たれてもなかなか死ななかったり人民解放軍の艦船からのミサイル攻撃が敵の戦車にピンポイントに当たったりするという正確さなのが驚いたりしました。伝染病にかかった主人公がすぐに復活する流れいる? とか、そういう突っ込みどころまでを含めて楽しむ映画だとは思いますが、やっぱりそういった突っ込みどころをなくして質のいいアクション映画を期待してしまいました。 

 ラストに出てくる中国のパスポートが出て中国人民を励ますテロップが出てきますが、人民はこれを見て国威発揚になるのか疑問でした。日本映画で日本のパスポートが出て「日本政府は見捨てない」みたいなテロップが出ても鼻じらんでしいますが。10億人のうち1億人くらいは盛り上がるのかな? と考えるで2017年制作の映画で1980年代90年代のハリウッドのアクション映画みたいなものを見られて満足な1本でもありました。 

☆☆☆

鑑賞日: 2018/01/14 TOHOシネマズ川崎

監督ウー・ジン
出演ウー・ジン 
ユー・ナン 
フランク・グリロ 
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