映画【わたしに会うまでの1600キロ】感想(ネタバレ)

wild
スポンサーリンク

●こんなお話

 メキシコからカナダまでの1600キロの自然歩道を踏破しようとする女性が今までの人生を回想しながら、サバイバルしていく話。

●感想

 何の知識も経験もトレーニングもなしに過酷な旅を始めるところから始まり、自分でも無理だと思いながら周りの助けをもらいながら何とか旅を続けていく。
 なぜ、過酷な旅をするのか? というのは旅のシーンとともに回想シーンで描かれていきます。愛する母との日々、母との別れ、ヘロインやセックスに溺れてる日々。
 その回想の挿入の仕方とテンポはさすがで興味を持続させてくれる構成でよかったです。旅のサバイバルも装備の不足とかでピンチに陥ったり、怪しい男に近づかれたりと緊張感を保つものでした。

 ただ、この手の映画は主人公に共感することが難しくて。序盤で装備とか知識不足やもう少し準備しておいた方がいいとか冷たい視線を送ってしまうし。そもそもの主人公が旅をする動機も確かに過酷な環境だったかもしれないけど、世界にはもっとつらい思いをしている人もいると思ってもしまったりして乗り切れなかったです。

 苦行をすることで過去への母親への贖罪の旅というお遍路さんみたいなのがアメリカにもあるんだと勉強になる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2015/09/06 109シネマズ川崎

監督ジャン=マルク・ヴァレ 
脚本ニック・ホーンビィ 
原作シェリル・ストレイド
出演リース・ウィザースプーン 
ローラ・ダーン 
ミヒル・ホイスマン 
ダブル・アール・ブラウン 
ギャビー・ホフマン 
ブライアン・ヴァン・ホルト 

コメント

タイトルとURLをコピーしました