映画【雨あがる】感想(ネタバレ)

WHEN THE RAIN LIFTS
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●こんなお話

 雨降って川が増水して渡れない中、士官先を探している浪人とその奥さん。お殿様から剣術指南役を任されそうになるけど……な話。

 詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログにて

●感想

 風景は綺麗だし描かれるTHE日本人の夫婦というのも見てて気持ちよかったです。話自体はひょんなことからお殿様に気に入られた主人公の浪人が、自分の過去を話して、御前試合をしてミスをしてしまい、落ち込む。また奥さんの元へと戻って、雨があがったのでまた旅を始める。
 90分の短さもほどよい短さでよかったです。日本人らしい謙虚さ、奥ゆかしさも現代の競争社会から見ると穏やかで日本人の忘れた心を見せてくれてよかったです。
 「何をしたかではなく、何のためにしたかが大事」などの印象的な台詞も印象に残りました。

 ただ話の構成として、序盤の主人公が泊まる旅籠で仲間外れにされている旅籠のために主人公がお酒を用意してみんなで宴会。というシークエンスが全体として見るとチト長すぎだし、台詞も説明台詞が多くて、これまた退屈に感じてしまう部分もありました。

 劇中で唯一の見せ場と言っていい主人公の浪人に嫉妬した侍たちが襲撃して殺陣がありますが、【椿三十郎】のオマージュなのか血がブシュ―! と吹き出すのがありますが、この映画の雰囲気にはあってないような気もしました。しかもこの主人公は人が1人死んでいるのに、何のリアクションもなく立ち去っちゃうし。
 それに今まで謙虚につつましかった奥さんが、初対面のお侍さんに「でくのぼう」と言い放つのがいきなりすぎて戸惑いました。そこまで言っちゃっていいものなのか…。

 とはいえ、日本映画らしい丁寧な時代劇で楽しめる90分でした。

☆☆☆

鑑賞日:2014/04/25 DVD

監督小泉堯史 
監督補野上照代 
脚色黒澤明 
原作山本周五郎 
出演寺尾聰 
宮崎美子 
三船史郎 
吉岡秀隆 
原田美枝子 
仲代達矢 
檀ふみ 
井川比佐志 
松村達雄 
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