映画【ウォッチメン】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 スーパーヒーローたちが歴史の中に当たり前にいるパラレルワールドなアメリカで、ヒーロー禁止された時代にヒーローたちが自分たちの悩みとか自分史を語る話。

●感想

 映像はめちゃくちゃ綺麗でそれを見てるだけで160分という長さを引っ張ってくれる力はあると思いました。スローが印象的なアクションシーンとかも見てて面白かったです。ヴィジュアルを作ったスタッフさんたち凄いです。

 ヒーローが殺されてそれを捜査するヒーローが語り部となってミステリー仕立てで話が進行するのかと思いきや、登場人物それぞれにスポットが当たり始めるとその人たちの過去とか少年時代とかをモノローグで聞かせながら映像でも見せながら時間軸が何回も戻るので、正直しだいに退屈に感じてしまう構成でした。その悩むのとかも自分のせいで周りの人がガンになってしまったこととか恋人に別れをつげられて人間が嫌になって火星に1人でただずんだりと原作に何の思い入れもないボクが見るとなかなか笑ってしまうシュールな映像が続いたりしてどういうスタンスで見たらいいのかわからなかったです。
 恋人と別れたヒロインは優しいヒーローと一緒になりますが、その人とのHシーンが1回会って火事の現場で子どもたちを救った後にもう1回Hシーンが入ったりして、何で2回もベッドシーンを入れる必要があるのかとか、しかも火炎放射器ぼーんとかも笑いそうになりました。

 1人のヒーローが裏でいろいろやっていることが判明して、その人の陰謀を阻止するのが一応のスジとしてありますが、それを描くだけではなくて登場人物たちの悩みが延々と映し出されるので、ヒーローたちの生き方主義主張をじっくりと見せてくれるへんてこな映画だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日: 2011/04/16 Blu-ray  2016/01/29 NETFLIX

監督ザック・スナイダー 
脚本デヴィッド・ヘイター 
アレックス・ツェー 
原作デイヴ・ギボンズ 
出演ジャッキー・アール・ヘイリー 
パトリック・ウィルソン 
ビリー・クラダップ 
マリン・アッカーマン 
マシュー・グード 
ジェフリー・ディーン・モーガン 
カーラ・クギーノ 
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