映画【ゴールデン・リバー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 殺し屋兄弟が殺しの依頼を受けるけど、化学者とかを仲間にして金塊を集めることにしてトラブルになる話。

●感想

 真面目で派手さはないけど、ジョン・C・ライリー、ホアキン・フェニックスの殺し屋兄弟をはじめ、偵察役のジェイク・ギレンホール、化学者のリズ・アーメットとさすがの芸達者さんたちの競演で彼らが同じ画面に映っているだけで満足の1本でした。

 ただあまりにも静かでおじさんたちの会話が延々と続くため、綺麗で流れるようなカメラワークとか美しい映像に緊張感のある銃撃戦などで物語にリズムがあるとはいえ、集中してみるのが辛い映画でもありました。派手な映画やわかりやすい映画が好きな人にとっては退屈な時間が多い映画かもしれませんでした。

 主人公の殺し屋兄弟と彼らが追いかける偵察役と化学者のストーリーが物語が交互に描かれて中盤で合流しますが、ここまでが映画の半分近くと結構長く感じました。それまでに歯ブラシの文化が入ってきたり、寝てる時に口の中に虫が入ってきて刺されて死にそうになったり、当時の文化の紹介とかの楽しみはありましたが、正直、好きな役者さんでなかったら見るのが辛い作風だったと思います。

 主人公たちが合流してからは、けっこうすぐに打ち解けあって、化学者が発明した薬で金塊を集めようとするけども欲望が出てきて…のシーンも暗くて何が起こってるのかわかりにくく、翌朝、みんながぐったりしていて事の大変さに気付く始末でした。

 親分からの刺客がやってきてそれを撃退して、いよいよ親分のもとに殴り込みに行こうとしたら…な結末のむなしさとかはよかったです。

 地味な西部劇だとは思いますが、一見の価値はある西部劇だと思いました。 

☆☆☆

鑑賞日: 2019/12/26 DVD

監督ジャック・オーディアール 
脚本ジャック・オーディアール 
トマ・ビデガン 
原作パトリック・デウィット
出演ジョン・C・ライリー 
ホアキン・フェニックス 
ジェイク・ギレンホール 
リズ・アーメッド 
レベッカ・ルート 
アリソン・トルマン 
ルトガー・ハウアー 
キャロル・ケイン 
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