映画【八つ墓村(1977)】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 いろんな因縁がある村で殺人事件が起こる話。

●感想

 300年前の落ち武者伝説と28年前の大量殺人を絡めて起こる現代の殺人事件というのが起こるという因縁の物語として面白かったです。

 大量に登場するキャラクターたちで「この人が○○家の長男で」「この人が○○家の弟の子どもで」とか相関図を把握するのが大変でした。     そんなかで、ホラー描写ですべての印象を持っていく映画で、落ち武者狩りのシーンで血が飛び首が飛び、28年前の大量殺人の恐ろしさがすべてを持って行ってしまいました。

 金田一さんはあんまり本筋に関係なく、ところどころで割り込んできていきなり事件を解決していくキャラクターだったのが残念。

 真相も調べたら、犯人の過去がわかってそれで犯人なんだというもので、これといった推理や論理的な根拠が一切なかったです。
 それにミステリーというよりホラーに特化してしまって、それはそれで面白いですが、犯人は土砂崩れでたまたま死んでしまったり、鍾乳洞から飛び立ったコウモリが民家に火をつけて火事を起こしたりとたまたま感がいっぱいでした。

 1977年当時の空港が見られるという好奇心の面白さとホラー映画としての面白さで見られましたが、【砂の器】のスタッフが再集結といううたい文句を期待して見たら少しがっかりな映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/11/06 Hulu

監督野村芳太郎 
脚本橋本忍 
原作横溝正史 
出演萩原健一 
小川真由美 
山崎努 
山本陽子 
市原悦子 
山口仁奈子 
中野良子 
加藤嘉 
井川比佐志 
花澤徳衛 
下絛アトム 
夏八木勲 
田中邦衛 
稲葉義男 
大滝秀治 
夏純子 
藤岡琢也 
下絛正巳 
山谷初男 
浜田寅彦 
浜村純 
任田順好 
渥美清 

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