●こんなお話
飛行機事故で家族をなくした男と責任を負わされた男が交差する話。
●感想
家族を失った人の喪失感や怒り、管制官の罪の意識などを静かに淡々に同時進行で描いていってどちらにも感情移入できるつくりでした。シュワルツネッガーの渋いお芝居なんかもよかったです。
ただただ出来事を淡々と見せているだけなので、復讐の連鎖憎しみの連鎖はわかりきっているところで、それがただ起きるだけなので新しい答えみたいなそういった部分での面白さがあまりなかったです。愛する人が殺されたので謝ってほしいということは誰だってその立場になればそう思うのは当然で、それでもどう生きていくのかを見せてほしかったです。
冒頭の管制官の仕事での最悪の事態が起こる場面も緊迫感や臨場感はなくて、よく今まで事故が起きなかったという雑な仕事っぷりで、なぜ事故が起きたのかという部分ももう少し丁寧に描いてほしかったです。
主人公2人に接触する記者さんもただシュワちゃんに管制官の現住所を教える為だけのキャラクターで全く深みがなくて面白さがなかったです。
90分というのがこのテーマには短すぎて駆け足に感じてしまう映画で残念でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2018/01/19 DVD
リンク
監督 | エリオット・レスター |
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脚本 | ハビエル・グヨン |
出演 | アーノルド・シュワルツェネッガー |
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スクート・マクネイリー | |
マギー・グレイス |
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