●こんなお話
マーベルコミック原作の【ヒドゥン】とか【寄生獣】みたいな話。
●感想
上映時間は短いのに主人公がヒーローに変身するまでの序盤が結構長くて退屈でした。それでいて主人公が善人なのかなんなのかとキャラクターの立ち位置の説明がわかりにくいので、魅力に欠ける主人公なのも面白さが欠けている主人公でした。カタキ役の悪い企業の社長もこれまた魅力がまるでないので、魅力がない者同士の戦いというのもこれまた痛かったです。クライマックスの夜に似たような黒いCGキャラクターがもみ合っているだけでこれまた退屈なアクションシーンが続きました。 パラサイトされてからの主人公がサンフランシスコの夜の街をバイクチェイスするところは、迫力あってよかったと思います。
主人公がスライムみたいなのに寄生されるってわかっているのに、企業の陰謀とかを調べて仕事がクビになったり、ヒロインと良い感じになったりダメになったり、ホームレスと軽い会話をしたりと。もっと早く展開してほしかったです。
主人公に寄生するヴェノムも他の人間では寄生が上手くいかないのに、なぜ主人公だけオッケーなのかとかもよくわからないと思ったら、主人公以外にも寄生できたりしてどういう条件でヴェノムは動き回れるのかとか説明がないのも飲み込みづらい映画でした。カタキ役が寄生されるシーンも、いきなりカタキ役が誰もいないラボに誰かを探しているかのようにやってきたりするのも理解不能のシーンでした。
数多く作られているマーベル映画の中でどうして今この映画を作る必要があるのかを考えてしまう映画でした。
☆☆
鑑賞日: 2018/11/08 TOHOシネマズ川崎 2020/02/20 WOWOW
リンク
監督 | ルーベン・フライシャー |
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脚本 | スコット・ローゼンバーグ |
ジェフ・ピンクナー | |
ケリー・マーセル |
出演 | トム・ハーディ |
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ミシェル・ウィリアムズ | |
リズ・アーメッド |
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