映画【太秦ライムライト】感想

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●こんなお話

 時代劇が廃れてきた撮影所で大部屋俳優として生きてきた老俳優がしだいに仕事が亡くなって時代の流れについていけずに引退を決意するまでの話。

●感想

 主演の福本清三さんのイメージがそのままの斬られ役俳優を主役に描いた作品で、時代の流れで昔からの伝統の時代劇がなくなって自分には理解できない流れがあってついていけなくなっていく。ただでさえ少ない大部屋俳優たちは1人辞め2人辞め。
 そんな中、若い女優に殺陣のレッスンをして、その女優さんがスターになるのを見守って自らは体力の衰えで引退を決意する。

 時代劇が少なくっていくという1つの時代が終わるもの悲しさ。それに戸惑いつつ受け入れて去っていく老俳優。福本清三さんの台詞も少なく渋い表情と背中だけで語る雰囲気が最高の映画でした。
 斬られ役としてクライマックスではスター俳優との殺陣。ここの劇中劇としての面白さもあって迫力あってよかったです。

 ただカタキ役みたいにイマドキのアイドルと若い監督、みたいなのが出てきますが。この人たちがいかにもなステレオタイプの嫌な奴なのが安っぽくなってしまっているのが残念でした。だいたい「ODANOBU」なんて映画、誰も観たくないです。

 とはいえ、最後の見事な斬られっぷりでなぜだか泣けてしまう映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日: 2015/02/07 DVD

監督落合賢 
脚本大野裕之 
出演福本清三 
山本千尋 
本田博太郎 
合田雅吏 
萬田久子 
仁科貴 
小林稔侍 
松方弘樹 
中島貞夫 
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