映画【4デイズ】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 米国内に核爆弾が仕掛けられ、逮捕した犯人から爆弾の情報を聞き出すための尋問を巡って、FBI捜査官と尋問エキスパートが対立する話。

●感想

 テロを阻止するためにどんな拷問でも許されるのか? という展開はなかなか考えてしまうもので、悲鳴を聞いても表情を変えずに拷問をするサミュエル・L・ジャクソンのお芝居と拷問を受けるマイケル・シーンのお芝居で生づめをはがされたりするのを見るのは痛かったです。

 面白いのは、追い詰めてるはずの拷問する側の人たちのほうが精神的に追い詰められていく様子で。最後のほうは、核爆弾の場所を吐かせるために何でもしようとする主人公を味方であるはずの軍人たちみんなが犯人側に立ってしまうことです。ただ、主人公は言ってることも理解できて。それをしないと核爆弾が爆発してしまうかも知れないというプレッシャー。けど、女性捜査官は「それだったら死んだほうがマシ」という台詞を言いますが。それは、どうなんだろうと思ってしまいます。街で何も知らず暮らしている人たち、みんなの人生が「死んだほうがマシ」とひとくくりにしてしまうほど。この女性捜査官の感情を優先するものではないと思いました。

 無表情に拷問を続ける主人公ですが、そのたびに薬を飲みますが。それほど精神を削り取られながらしていく仕事。絶対イヤです。

 どこに爆弾があるのか? そのためにどんな手段を選んでもいいのか? その結果どうなるのか? となかなか緊張感いっぱいの映画で面白かったです。

☆☆☆☆

鑑賞日:2012/03/04 Blu-ray

監督グレゴール・ジョーダン 
脚本ピーター・ウッドウォード 
出演サミュエル・L・ジャクソン 
キャリー=アン・モス 
マイケル・シーン 
マーティン・ドノヴァン 
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