映画【3時10分、決断のとき】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 有名な悪党を貧乏な牧場主が息子からリスペクトを勝ち取るため、護送する話。

●感想

  渋い役者さんたちが主役から脇役に至るまで揃っていて本格西部劇として120分楽しめました。

 クリスチャン・ベイル演じる牧場主が冒頭から踏んだり蹴ったりで、息子からかなり下に見られている。ラッセル・クロウは部下と一緒に現金護送車を襲撃して金儲けしてるけど、捕まっちゃって。その護送にクリスチャン・ベイルが立候補して、ラッセル・クロウの狂暴な部下たちから逃げつつ3時10分のユマ行きの列車に乗せるというシンプルなストーリーがよかったです。

 早撃ちで何を考えているかわからないけど教養もあるっぽいラッセル・クロウと息子からリスペクトを得たいと頑張るクリスチャン・ベイルが誇りを取り戻すための動機がカッコいい映画でした。アパッチ族や自警団から共通の敵と戦っているあいだに友情を深めていくという。

 ただ、ピーター・フォンダが老ガンマンとしてかっこいいのに、結構あっさり退場してしまって残念だったり、何より主人公の2人の友情みたいな肝心なところがいつ理解しあえたのかとかわからないため。クライマックスで部下たちの襲撃を受けて、走り続けますが。普通に「撃つのをやめろ」と一言言えばいいのではないかと感じてしまったり、部下たちも親分に弾丸が当てるなと言ってたわりには100発くらい撃ちこんでいて、どういう気持ちで戦っているのか考えてしまうクライマックスでイマイチ盛り上がりにくかったです。部下たちが列車が来るまで待ってるとかもわからず、どういうプランで親分を救おうとしているのかとかもう少し見せてほしかったです。

 クリスチャン・ベイルと息子さんのラストに感動できる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2009/12/03 DVD 2020/09/19 DVD

監督ジェームズ・マンゴールド 
脚本ハルステッド・ウェルズ 
マイケル・ブラント 
デレク・ハース 
原作エルモア・レナード
出演ラッセル・クロウ 
クリスチャン・ベイル 
ピーター・フォンダ 
グレッチェン・モル 
ベン・フォスター 
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