映画【アンダーワールド ブラッド・ウォーズ】感想(ネタバレ):ケイト・ベッキンセイルの美しさ全開!戦う女王の進化に注目

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●こんなお話

 オオカミ一族が勢力を強めているので、ヴァンパイア一族が主人公に助けを求めたりして相変わらず戦い続けている話。

●感想

 シリーズ最新作の冒頭では、これまでのストーリーを簡潔におさらいしてくれる丁寧な構成になっており、世界観を忘れていてもすんなり入り込めるのは好印象です。

 今回も主人公は戦いの中に身を置き、映画全体が暗闇で進行する映像演出もこれまでと変わらず。スタイリッシュさはあるものの、終始重く沈んだトーンのため、気分がややどんよりとしてしまう側面も。

 物語の進行は、登場人物による説明台詞に頼りきりで、「会話 → アクション → 会話」の繰り返しが続く構成。シリーズに強い思い入れがないと、やや退屈さを感じてしまうかもしれません。

 ヴァンパイア族が新たな精鋭部隊を作るため、主人公を教官として迎え入れる展開がありますが、その部隊はあっさり壊滅。加えて、またしてもヴァンパイアの中から裏切り者が現れるという流れも、これまでと似たパターンで既視感が否めません。

 オオカミ(ライカン)側も「寒さに弱い」と言われながら、防寒対策バッチリの格好で雪山を襲撃するというツッコミどころも。ヴァンパイア側の計画性や判断力の甘さが際立ってしまい、どうにも緊張感が薄れてしまう展開でした。

 主人公が一度敗北した後、急に復活して強くなる展開も、もう少し丁寧な描写がほしかったところ。復活後は瞬間移動まで使いこなす“最強モード”となり、敵がかわいそうに思えるほどの無双ぶりです。

 とはいえ、ケイト・ベッキンセイルの美しさと存在感は相変わらずで、彼女が画面にいるだけで引き込まれる力があります。アクションとビジュアルを楽しむ作品として割り切れば、彼女の魅力を堪能できる一本です。

☆☆

鑑賞日: 2017/06/24 Blu-ray

監督アナ・フォースター 
脚本コリー・グッドマン 
出演ケイト・ベッキンセール 
テオ・ジェームズ 
トビアス・メンジーズ 
ジェームズ・フォークナー 
チャールズ・ダンス 

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