映画【日本統一7】感想(ネタバレ)

touitsu7
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●こんなお話

 大阪で勢力拡大する侠和会だけど内輪揉めも激しい話。

●感想

 大阪で抗争が勃発して主人公2人がそれぞれ別の親分を若頭にするという目的のもと、大阪で暴れまわりますが。だんだんと味方同士のはずなのに攻撃しあっていく。それにお互いの親分たちも困っちゃって。冒頭からいきなり外での銃撃戦ですが、後ろの一般人たちが何のリアクションもせずに立って会話してたり歩いてたりするのが悲しいです。別のシーンではヤクザたちが手前で殴り合ってる中、後ろでランドセル姿の小学生が歩いていたり。

 主人公の子どもが目をこすりながらむにゃむにゃと起きて主人公に「お父さんがいなくなったらお母さんを守るんだぞ」とお決まりの台詞を言われてのリアクションとか最高でした。川谷と三上のいつものバーでの会話が始まる前に川谷と話すお姉さんとか一体何の意味がある会話だったのか謎です。そして抗争が多く現場のヤクザの子分たちのお芝居の比重が比較的多いですが、この人たちのお芝居もなかなかの見ものでした。

 ヤクザの勢力争いって、街を歩いていたら「お前どこのもんじゃい」と因縁つけられたり、たまたま敵対するヤクザを見つけたらいきなりぶん殴っていくという手法が凄いです。そして簡単に大阪のヤクザたちを制圧していく主人公たち。普通に「盃やってください」と簡単な手続きというのも勉強になりました。

 そして何気に東京の哀川翔さんがこないだ出所したのにまた捕まって面会室で話しているのがワンカットだけ挿入されていて、何があったのかもっと深く知りたい話でした。

 1番の標的が見つからない中、主人公がいきなり「大阪にいないってことは京都だ」といきなり思いたち、そしたら本当にいるという。そして敵将討ち取って、主人公同士の立体駐車場での直接対決。「兄弟殺せるわけにだろ」とこれまたあっけなく和解。

 いつの間にか侠和会の一大勢力になっている主人公たちの成り上がりっぷりが凄く、川谷組長のもとどうなっていくのか画に気になる1本でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/10/11 NETFLIX

監督山本芳久 
原案山本ほうゆう 
出演本宮泰風 
山口祥行 
小沢仁志 
哀川翔 
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